さつまいもの栄養の特徴!食物繊維以外にも意外な効果が!



さつまいもといえば、何といっても焼き芋です。あのねっとりとした粘りと、半端ない甘さには、私も目がありません!

そんなさつまいもの栄養といえば、炭水化物と食物繊維の多さをイメージすると思います。しかし、さつまいもにはそれ以外にも、特徴的な栄養素が存在するのです!

今回はあまり知られてないことも含めて、さつまいもの栄養の特徴についてお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク


目次

さつまいもの栄養

b033b9c180f01ac548eedf7b58f05356_s

さつまいもの特徴をお伝えする前に、さつまいもの全体の栄養素について知ることが基本です。そのために、まずはさつまいもの栄養の表から見てみましょう。

【さつまいもの栄養素の表】
名称 100gあたりの数値
カロリー 132Kcal
タンパク質 1.2g
脂肪分 0.2g
炭水化物 31.5g
ビタミンA 2μg
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB2 0.3mg
ビタミンB3 0.8mg
ビタミンB5 0.96mg
ビタミンB6 0.28mg
ビタミンB9 49μg
ビタミンC 29mg
ビタミンE 1.6mg
マンガン 0.015mg
カルシウム 40mg
カリウム 470mg
ナトリウム 4mg
亜鉛 0.2mg
マグネシウム 25mg
リン 46mg
0.7mg

特に多いのは、やはり炭水化物です。そして、意外にもさつまいもにはカリウムが多く含まれています。さつまいもの炭水化物は優秀なエネルギー源ですし、カリウムは高血圧を改善する効果があります。

しかし、さつまいもには、これらの栄養素からは見えてこない特徴があります。次はその特徴について見ていきましょう!

スポンサーリンク


特徴的な栄養素

139351

さつまいもには次のような機能や特別な成分が含まれています。これらは他の野菜には無い、さつまいもの大きな特徴です。

  • 食物繊維
  • ヤラピン
  • おならの原因となるでんぷん!
  • ビタミンCが壊れにくい


これらにどのような効果があるのか、一つずつ見ていきましょう!

食物繊維

まずはさつまいもの食物繊維です。さつまいもと言えば食物繊維が豊富なイメージですね。さつまいもに多く含まれている食物繊維はセルロースという不溶性食物繊維です。

セルロースは水分と共に腸の中の老廃物や悪玉菌を吸着して、排便を促す効果があります。ここまでは「食物繊維には水溶性と不溶性がある!違いと効能を解説!」の記事にも書いた通りですが、さつまいもの不溶性食物繊維は次のヤラピンおならの原因となるでんぷんとの相乗効果で、より強力な便秘の改善効果があるのです!

ヤラピン

ヤラピンとは、さつまいもを切った時に切り口から染み出してくる白い液状の物質です。実はこのヤラピンが、さつまいもの便秘改善効果の秘密なのです!

ヤラピンには、腸の蠕動運動を活発にし、便を柔らかくする効果があります。更にヤラピンは熱を加えても壊れないため、天ぷらにしようが、焼き芋にしようが、その効果は失われません。

さつまいもが抜群の便秘改善効果があるのは、このヤラピンと不溶性食物繊維の相乗効果によるものなのです。

おならの原因となるでんぷん!

135dd783f52ce93bc7b6b20fe6eee6ed_s

さつまいもに含まれる炭水化物の中には、人間が消化できるでんぷんと消化できないでんぷんがあります。消化できない方のでんぷんは、さつまいもに含まれるでんぷんのうちの10%~20%と他の穀物に比べて多いのが特徴です。

この人間には消化できないでんぷんは、大腸までそのまま届くと、腸の中の善玉菌の発酵作用によって分解されます。善玉菌によってでんぷんが分解されると二酸化炭素が発生します。

この二酸化炭素がおならの原因なのです。そして、大量に発生した二酸化炭素は腸を刺激して、おならと一緒に排便も促すのです。うんちと一緒におならもプリプリと出てしまうのが、ちょっと難点ではありますが、このでんぷんにも便秘の改善効果があるのです!

さつまいもを食べておならが出る理由についてはこちらの記事に更に詳しく書いているので、良ければご覧ください!
さつまいもでおならが出る理由!それは腸内環境が良い証!

その他にも、でんぷんが分解されると乳酸ができて、腸内環境が酸性になり、悪玉菌が減って腸内環境が改善したり、短鎖脂肪酸などの人間にとって有効なエネルギー源が作られるなどの効果もあります。

ビタミンCが壊れにくい

ビタミンCといえば、柑橘系の果物に多く含まれているイメージがあります。さつまいもに含まれているビタミンCは、柑橘系の果物に比べると少ないです。しかし、ビタミンCは熱を加えるとほとんどが壊れてしまうという性質があります。そのため、ビタミンCを取るためには生の果物や野菜を食べるのが基本になります。

一方で、さつまいものビタミンCには加熱しても壊れにくいという特徴があります。さつまいものビタミンCは、でんぷんに覆われる形で存在しているため、他の野菜に比べて加熱した際のビタミンCの残存量が多いのです!

さて、ここまではさつまいもの栄養の特徴を見てきました。さつまいもには様々な健康効果がありますが、それらの効果を最大限に活かすためにはどのような食べ方をすると良いのでしょうか?

最後にさつまいもの食べ方について見ていきましょう!

スポンサーリンク


さつまいもの食べ方の利点!

0082763b302e5d224854ddb9963fb445_s

さつまいもの健康効果を活かすためにはどのような食べ方が良いのでしょうか?

実は、さつまいもはどのような食べ方をしても大丈夫です!普通は熱を加えると壊れる栄養素があったり、水にさらすと溶けだして失われる栄養素があるのもです。

しかし、さつまいもには熱を加えても壊れる栄養素は無く、水にさらしたりする必要もない食材です。安心して好きなように調理して大丈夫な数少ない野菜なのです!

スポンサーリンク


まとめ

398215

今回はさつまいもの栄養の特徴についてお伝えしました。

さつまいもの健康効果をまとめると次の3つです!

  • 高い便秘改善効果
  • カリウムによる高血圧の改善効果
  • 熱を加えてもビタミンCが摂取できる


これらはどんな調理の仕方をしても、失われることがありません。積極的に食べて、さつまいもの健康効果をゲットしちゃいましょう!

ちなみに私の場合は、なんといっても焼き芋にして食べるのが最高ですね!


スポンサーリンク

あわせて読みたい記事


コメントを残す



このページの先頭へ