腸内細菌と免疫の関係!ヨーグルトで免疫力アップの理由!
最近、人気のヨーグルト中には、R-1ヨーグルトのようなインフルエンザ予防に効果があると言われている商品もあります。テレビでそれが放送された途端に全国のスーパーやコンビニからR-1ヨーグルトが売り切れになってしまいました。
実は私はR-1ヨーグルトが品薄になったのがきっかけでヨーグルトを手作りするようになりました(^_^;)
しかし、免疫力を上げる効果は、R-1ヨーグルトに限ったものではありません!ヨーグルトにはどんなものでも免疫力をアップさせる効果があります!
今回は腸内細菌と免疫の関係についてお伝えしていきます!
目次
腸の免疫力
腸と免疫力には一体どんな関係があるのでしょうか?あまり関係なさそうですが、実はもの凄く深い関係があります!
早速、腸と免疫の関係について見ていきましょう。
腸は免疫力が集中している!
体の免疫力は、体内に自分の体の細胞とは違う物体が入ることを防ぐ力です。最も分かりやすい異物は、風邪などの感染症の原因になるウィルスなどです。
しかし、人間にとって自分の体ではない物体は全て異物と認識されます。実は食べ物も人間にとっては異物なのです!
そんな異物である食べ物が最も長時間留まるのが腸の中です。異物だらけの腸には消化しきれてない有害な物体が体内に入らないように厳重な免疫システムが備わっています。腸にはパイエル板というリンパ節の集合体が存在していて多くのリンパ球やマクロファージと呼ばれる白血球が待機しています。
パイエル板などを中心に、実になんと人間の免疫細胞の70%が腸の中に存在しているのです。
消化吸収とは異物を無害化して、自分の体にとって有益な状態に変えることと言っても過言ではありません。人間の体にとって消化吸収は、体内に異物を誤って取り込む可能性もあるリスクの高い行為なのです。
ヨーグルトが免疫力をアップさせる理由
腸の中には免疫力が集中していることが分かりました。しかし、ヨーグルトを食べることでなぜ免疫力がアップするのでしょうか?それにはヨーグルトの整腸効果が深く関係しています。
今度はヨーグルトを食べることで免疫力が上がる理由を見ていきましょう!
乳酸菌が免疫活性物質を作る
乳酸菌を始めとする腸の中の善玉菌には、免疫力アップにつながる免疫活性物質を産生する乳酸菌が存在します。例えばR-1ヨーグルトに含まれる1073R-1乳酸菌は、EPS(多糖体)という物質を産生します。
体内に取り込まれたEPSをナチュラルキラー細胞という人間の免疫細胞が食べることで、免疫力が上がるのです!
腸内環境が整うことで免疫力に余裕ができる
腸の中には食べ物と共に様々な雑菌が入ってきます。これらの雑菌は体内に入り込むと感染症を引き起こす危険があるため、腸に存在する免疫細胞の攻撃対象となります。
腸の中の免疫細胞は常に外から入ってくる雑菌と戦っているため、常にフル活動です。しかし、腸内細菌が善玉菌優勢の状態の腸は酸性度が高くなります。
乳酸菌以外の雑菌は、酸性の環境では繁殖しにくいため、善玉菌の多い腸の中は免疫細胞の攻撃対象となる雑菌が少ないため、腸の免疫力に余裕ができます。そのため相対的に免疫力が高くなります。
つまり、免疫力アップのためには腸内環境の改善が有効なのです!腸内環境の改善にはヨーグルトももちろん有効ですが、それ以外にも有効な方法があります。その方法については、こちらの記事に詳しく書いてあるので、良ければご覧ください!
⇒ 腸内環境の改善方法!ヨーグルトだけじゃ不十分て本当!?
腸は第2の脳
腸は免疫力が集中していますが、その免疫力は驚くほど効果的に働きます。例えば人が腐敗した食品を食べた場合、腸の入り口付近に食品が到達した段階で、いち早く腸全体の免疫細胞をフル活動させて、食中毒菌に対処します。
そして、免疫細胞だけでは対処できない場合は、腸の蠕動運動を活発にさせて、一気に排泄してしまいます。これがいわゆる下痢です。
腸の中の免疫は、上手に連携して、更に異物と栄養をしっかり見分けることができます。その賢さから腸は第2の脳と呼ばれているのです!
まとめ
今回は腸内細菌と免疫の関係についてお伝えしました。
腸の中には人間の免疫細胞の70%が集中しています。その免疫細胞を活性化させるためにはヨーグルトはとても効果的です!
管理人の私もヨーグルトを毎日200g前後食べるようになってから、風邪を引かないようになりました!ヨーグルトであれば何でも免疫力アップに一定の効果があるので、是非、毎日ヨーグルトを食べて、風邪やインフルエンザ知らずの生活をしてくださいね!
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