キムチの賞味期限切れはいつまで大丈夫?キムチの上手な保存方法を解説!
キムチはご飯のおかずにとても重宝する発酵食品ですよね^^
でも、微生物の働きを利用した発酵食品は、まさに生き物です。時間と共に発酵が進んでしまい、風味も変わっていきます。
キムチは、元々は野菜の保存性を高める食べ物として考案されたものです。とは言え、賞味期限は気になりますよね?
いったいどれくらいの期間だったら美味しく食べられるのでしょうか?
というわけで、今回はキムチの賞味期限や、賞味期限が切れて酸っぱくなったキムチの活用方法をお伝えします。
目次
キムチの賞味期限
それでは早速、キムチの賞味期限を見ていきましょう。
市販のキムチの賞味期限は概ね1ヶ月程度です。
しかし、キムチはそもそも保存食として発展した野菜の食べ方です。
この記事で私にキムチ作りを教えてくれた韓国の友人によると、韓国では冬場に作ったキムチを1年間食べるのだそうです。
⇒ 本格キムチの作り方!韓国人に教わった本場の味を教えます!
実際には発酵が進んだキムチは酸っぱくなって、そのまま食べるのに向かなくなるため、様々な料理に使います。
また、賞味期限とは「その商品を開封せずに正しい方法で保存した時に、味や品質を十分に保てるとメーカーが保証する期限」です。
これは見方を変えると、”多少風味が変わってもまだ食べられる”ということです。
やはり、大切なのは正しい保存方法で、風味を保つことに尽きます!
そこで、次はキムチの正しい保存方法を紹介します。
キムチの保存方法
キムチは保存食と言っても、やはりカビも生えれば、腐りもします。
そうならないためには、次の2つのポイントがあります。
- 酸素に触れさせない
- 乾燥させない
最も重要なのは、酸素に触れないようにすることです。酸素がある環境では、カビが生えてしまいます。
また、キムチを美味しく発酵させるには、酸素の無い状態での”嫌気発酵”が重要です。
更に、カビは大抵、乾いている箇所に生えるため、乾燥させないことも重要です。
これらを踏まえると、キムチを保存する時は密封性の高いタッパーウェアに隙間無く、ピッチリと詰め込むことです。その上で、冷蔵庫に入れるのが最適な保存方法です。
あまり、ぎゅうぎゅう詰めにすると、今度は蓋の隙間から汁が漏れて、冷蔵の中がもの凄い臭いになります^^;ちょうど隙間が無くなるような詰め方を意識してみてください。
また、キムチの量が少なくて、どうしても容器の中に空間ができてしまう場合は、ラップを被せたり、包んだりすると良いです。
これは市販のキムチも同じなので、参考にしてみてください。
しかし、残念ながらキムチには、カビが生えてしまうこともよくあります。
では、保存中のキムチにカビなどの異変が見られる場合には、どうすれば良いのでしょうか?
食べてはいけない状態
実はキムチは、多少カビが生えたくらいでも食べることが可能です。
生えたのが白いカビであれば、その部分だけ捨てて、再び空気に触れないように密閉保存すればOKです。
でも、次のような状態のキムチだけは残念ながら食べることはできません。
- 白以外のカビが生えている
- 汁が濁っている
- 腐った臭いがする
このような状態になったキムチは、絶対に食べてはいけません。
それぞれがどういう状態か、順番に説明します。
白以外のカビが生えている
実はキムチにはカビがよく生えます。
密閉性が悪く、空気に触れる部分が多いと、乾いてカビが生えてしまいます。既に書いた通り、これが白くてふわふわしたカビの場合は、その部分だけ捨ててしまえば食べることができます。
しかし、青や黒など、白以外のカビの場合は、危険なので、食べずに全て捨ててください。
また、白いカビの場合でも、あまりにも量が多かったりする場合は、そもそも美味しくなくなってるので、これも食べずに捨ててしまった方が良いです。
汁が濁っている
あまりにもカビが生え過ぎると、汁が濁ってしまうことがあります。
こうなると食中毒を起こすかどうか以前に、全く美味しくないので残念ながら捨ててしまった方が良いです。
白いカビが生えても食べられることは食べられるのですが、一度カビが生えたキムチは、またすぐにカビが生えてしまうことが多いです。
そうやって何度もカビを生やしていても、やはり汁がどんどん濁ってきます。
一度カビが生えたキムチは、速やかに料理などに使って、消費してしまいましょう。
腐った臭いがする
キムチ自体、結構臭いがキツイ食べ物です。
しかし、これが腐ったようなキムチとは違う臭いに変わった場合は、残念ながらそのキムチは既に腐っています。
おかしな臭いがするキムチは、食べずに捨ててしまってください。
まとめ
というわけで、今回はキムチの賞味期限や保存方法についてお伝えしました。
キムチは正しい保存方法を守れば、長期の保存が可能です。
- 酸素に触れさせない
- 乾燥させない
容器の中に空間ができないように、キムチをピッチリ詰める。どうしても空間ができる場合は、ラップを被せるか包み込む。
乾燥した部分にカビが生えるため、ラップで包んだり、ひっくり返したりして、乾かないようにする。
また、キムチを美味しく食べるには、そのまま食べる以外にも、料理に使うことも有効です。
実はキムチを使った料理は、無数に存在します。
そのようなレシピの引き出しを増やすことも、キムチを無駄にしないコツですよ!
皆さんも上手に保存して、美味しいキムチを楽しんでくださいね。
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