手作りヨーグルトが腐る理由!やっちゃダメなのはこの3つ!



今やヨーグルトは日本人にとってもすっかりお馴染みの食べ物になりました。スーパーでもヨーグルト売り場のコーナーが作られていて色々な商品が売られています。

でも、自分の好きなヨーグルトを種にして、自宅でヨーグルトを手作りしている人もいるのではないでしょうか?実は私もそのうちの一人です。

しかし、ヨーグルトと牛乳があれば簡単にできるかと思いきや、結構難しいものです。発酵させ過ぎて、酸っぱくなってしまうだけならまだマシですが、場合によっては腐らせてしまう場合もあります。

発酵食品は生きている細菌を使うため、非常にデリケートで難しいものです。でも、ポイントを押さえれば腐らす心配はグンと減るのです!

そこで、ここでは手作りヨーグルトが腐る理由と、それを防止する方法をお伝えします。

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目次

ヨーグルトを手作りする時のNGポイント

ヨーグルトが腐る理由は、当たり前ですが乳酸菌以外の雑菌が、混じってしまっているからです。

雑菌が混じってしまったかどうかなんて、目で見て分かるものではないので、やるべきことはとにかく雑菌を除去することになります。

でも、意外にこれをサボる人が多いんですよね…。私もそうですが、面倒だからと言って、サボっちゃうわけです。

そういう人は大体次の3つのどれかをやっちゃってます。

  • 砂糖などを添加する
  • 器やスプーンを消毒してない
  • 開封済みの牛乳を使ってる


手作りヨーグルトが腐る主な理由は大体この3つです。

なんでこれがダメなのか、順番に解説していきます。

砂糖などを添加する

例えばR-1ヨーグルトを増やす時にやる人が多いようですが、メーカーが公表している製造方法に「牛乳全体の3%の砂糖を加えた物を使用」と書いてあるために、自宅で作る時も砂糖を入れてしまうわけです。

しかし、砂糖の表面にはたくさんの雑菌が付着しています。そのままの砂糖を入れれば当然腐る原因になってしまうわけです。これは砂糖以外の物でも同じです。発酵させる前に牛乳に何か加えたいのであれば、全て殺菌する必要があります。

私も何回か砂糖を加えた牛乳でR-1ヨーグルトを手作りしましたが、その時は砂糖を少量の牛乳で溶かして、それを鍋で火にかけて熱消毒しました。

毎回こんなことするのは面倒なので、今は砂糖を入れない牛乳で作っています。(砂糖入れなくてもネバネバした出来上がりになるので、EPSはちゃんと作られていると推測しています)

器やスプーンを消毒してない

これもヨーグルトを腐らす原因になります。

ヨーグルトを発酵させる器や、混ぜるために使うスプーンは、綺麗に洗うだけでは不十分です。必ず熱消毒する必要があるのです。

しかし、これも結構面倒です。熱湯で消毒するのは面倒ですし、火傷の危険もあります。

そんな人のために、簡単な消毒方法がこちらの記事に書いていあるので、参考になさってください!
手作りヨーグルトの容器の消毒方法!熱湯を使わない簡単手順!

開封済みの牛乳を使ってる

これも絶対にやっちゃいけません。

賞味期限内で腐ってないとしても、開封済みであれば、それは既にたくさんの雑菌が混入している牛乳です。

冷蔵保存していれば、雑菌は活動できずそのままですが、高温にした途端に活発に増えだして、牛乳を腐らせてしまいます。

使う牛乳は必ず未開封のものにしましょう!

というわけで、これらがヨーグルトを手作りする時にやっちゃいけないポイントです。

でも、これを全て守るのは結構面倒ですよね?そこで、いつも作っている私が実践している、雑菌を混入させない簡単なポイントを紹介します!

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ヨーグルトを腐らせないためのポイント

手作りヨーグルトが最も腐りやすいのは、発酵させている時です。乳酸菌が増えやすい温度は、雑菌にとっても増えやすい温度です。そのため、発酵開始前に徹底的に殺菌することが大切なのは、言うまでもありません。

でも、この殺菌が一番面倒な作業です。だから考え方を変えて、殺菌するのではなく、最初から雑菌を入れないようにすれば良いのです!

メーカーの工場では、食中毒を防ぐため徹底的に品質が管理されています。工場から出荷されたヨーグルトには、乳酸菌以外は入っていませんし、牛乳は加熱消毒されているため、未開封であれば雑菌はほとんど存在しません。

ヨーグルトと牛乳の、もともと清潔なこの状態を維持すれば良いのです。そのためには次の3つがポイントになります。

  • 余計な物は入れない
  • 牛乳パックのまま作っちゃう
  • スプーンとかで混ぜない


具体的にはどのようにすれば良いのか、順番に解説していきますね!

余計な物は入れない

既に説明した通り、砂糖などを添加すると、その表面についている雑菌が混入します。

多くの場合、発酵前に種のヨーグルトと牛乳以外に入れる必要がある物など無いはずです。

消毒も面倒ですし、余計な物を入れるのはやめましょう

牛乳パックのまま作っちゃう

未開封であれば牛乳にはほとんど雑菌は存在しません。そのため、牛乳パックの中は実はとっても清潔なのです。

そのため、下手に発酵用の器に移すよりも、パックのままで作ってしまった方が簡単で清潔なのです。

こちらの記事に牛乳パックのままで作る簡単な方法を詳しく書いているので、良ければご覧ください!
ヨーグルトの作り方!簡単で失敗なく安全に作れる方法!

もちろん使うのは未開封の牛乳にしてくださいね。

スプーンとかで混ぜない

ヨーグルトを手作りする時には、牛乳に触れる物は全て消毒する必要があります。

でも、たかが混ぜるためだけに使う、スプーンや箸を消毒するなんて面倒ですよね?

だったらこんなものを最初から使わなければよいのです。ドリンクタイプのヨーグルトであれば、スプーンを使わずにパックの口から流し込むことができます。中にヨーグルトを入れたら、後はパックの口をギュッと押えて、よく振って混ぜるだけです。

ドリンクタイプで家庭でもヨーグルトにすることができる商品はこちらの記事に書いているので、参考にしてください!
市販のヨーグルトで種菌にできる種類!成功するのはコレ!

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まとめ

ヨーグルトを手作りする時に腐らせてしまう、大きな原因は消毒をサボることです。

やっちゃいけないことをもう一度おさらいしておきます。

  • 砂糖などを添加する
  • 器やスプーンを消毒してない
  • 開封済みの牛乳を使ってる


でも、いつも作るとなると確かにこの消毒が一番面倒なんですよね。

そんなあなたにおすすめなのが、消毒なんてしない作り方です。

今回紹介したこの3つのポイントを押さえれば、雑菌を混入させずに作ることができますよ!

  • 余計な物は入れない
  • 砂糖などの表面には、雑菌が付着しています。

  • 牛乳パックのまま作っちゃう
  • 未開封の牛乳には、雑菌はほとんど存在しません。

  • スプーンとかで混ぜない
  • ドリンクタイプのヨーグルトを注ぎ込んで、よく振り混ぜればOKです。


手作りヨーグルトは簡単にできるようでも、やはり雑菌が混入しないようにすることが非常に大切です。

今回紹介した方法で、美味しい手作りヨーグルトを作ってくださいね!

※他にもこちらの記事に様々な発酵食品の作り方をまとめていますので、良ければご覧ください!
【保存版】発酵食品の作り方!簡単で安全な方法を紹介しちゃいます!

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