腸にガスが溜まる!過敏性腸症候群のガス型の解消法とは?
私は元々お腹がとても弱く、特に仕事の時はすぐにお腹が痛くなって下痢をしてしまうことに悩まされていました。
もし、私のようにストレスで便秘や下痢に悩んでいるとしたら、もしかすると過敏性腸症候群かもしれません。過敏性腸症候群はストレスの多い現代人の多くが悩まされています。
そしてこの過敏性腸症候群の症状には、便秘や下痢以外にも、腸にたくさんガスが溜まるタイプがあります。
仕事中におならを我慢するのは、とても辛いものです。お腹に溜まるガスは、なんとかしたいですよね!
そこでここでは、腸に溜まったガスの解消方法をお伝えします。
目次
過敏性腸症候群ガス型の原因
過敏性腸症候群の症状は通常は便秘や下痢が多いものですが、ガスが溜まるタイプもあります。
その原因は次のようなものです。
- ストレスで交感神経が優位になる
- 腸の活動が低下する
- 腸の中に便が長く留まる
- ガスが溜まる
ストレスにより緊張し、交感神経が優位になる。
交感神経が優位になると、腸の活動が低下する。
腸の活動が低下すると、便が腸に留まる時間が長くなる。
便が悪玉菌によって腐敗し、ガスが発生する。
腸の働きは自律神経が支配しています。そして、腸の活動が活発になるのは、リラックスして、副交感神経が優位になった時です。そのためストレスが溜まると副交感神経の働きが止まり、腸の働きも止まってしまうのです。
そして、腸の働きが止まると、食べ物が腸の中に滞ってしまい、ガスが発生してしまうのです。更に悪いことに、こうして発生するガスは、悪玉菌が便を腐敗させたものなので、とても臭いのが特徴です。
自律神経と過敏性腸症候群の関係については、こちらの記事にも詳しく書いているので、良ければご覧ください。
⇒ 過敏性腸症候群の原因と症状!その下痢や便秘の理由はストレスかも!
腸の中でガスが溜まる原因はこのようなものです。しかし、通常の過敏性腸症候群では、そこまで多くのガスが発生することはありません。実は他の原因と合わさった時に、大量のガスが発生してしまうのです。
今度はその他の原因を見ていきましょう。
ガスが溜まる原因
ガス型の過敏性腸症候群の場合、通常よりもガスが溜まりやすい原因があります。
その原因には、次のようなものがあります。
- 腸の活動が弱い
- 空気を飲みこんでいる
- 食生活の乱れ
- おならを我慢し過ぎ
順番に見ていきましょう。
腸の活動が弱い
強いストレスを感じて、腸の働きが弱くなるのが、過敏性腸症候群の大きな原因の一つです。
しかし、元々腸の活動が弱く、普段から便秘がちな場合、腸の中に便が留まる時間が長くなり、更に症状が重くなる可能性があります。
冷たいものを食べたり、過労などは、腸の活動を低下させる原因になります。そのため、腸を疲れさせない生活習慣を心がけましょう。
空気を飲みこんでいる
実は健康な人でも、腸内のガスの7割は、食事や呼吸で自分が飲みこんだ空気なのです。
しかし、中には普通よりもたくさんの空気を飲みこんでしまう人もいます。
例えば次のような人は、より多くの空気を飲みこんでいる可能性があります。
- かき込むように食べるクセがある
- 緊張などで無意識のうちに空気を飲みこんでしまう
- 炭酸飲料をよく飲む
無意識のうちにやっている場合は、なかなか改善が難しいですが、ますは自分が空気を余計に飲みこんでいないか注意してみてください。
食生活の乱れ
ガスの発生源は食べ物です。
特にガスが発生しやすい食べ物が肉や魚です。このような食べ物が、腸の中に長く留まれば留まるほど、臭いガスがたくさん発生します。
また、このような食べ物は悪玉菌の大好物です。そのため、このような食生活を続けていると、腸内環境が悪くなり、更に臭いガスが発生しやすくなるという悪循環になります。
おならを我慢し過ぎ
おならを我慢し過ぎていることも、過敏性腸症候群を悪化させることに繋がります。
本来、腸の外に出すべきガスを無理やり抑え込むことは、腸の働きを自分自身で抑え込むことになります。
腸の働きが低下すれば、当然、ガスが余計に発生しやすくなります。
このようにガス型の過敏性腸症候群の人は、普段からガスが溜まりやすい生活習慣をしていることが多いのです。そのため、腸の中のガスを解消するためには、生活習慣を変える事が大切です。
次はその方法を見ていきましょう。
腸に溜まったガスの解消法
腸にガスが溜まるのは、おならの心配だけでなく、お腹が張ってしまい、ひどいと腹痛になることもあります。そうならないためにもしっかり解消したいところです。
そんな腸に溜まるガスを減らすためには、次のようなことを意識すると効果的です。
- 食生活を改善する
- 鼻呼吸と深呼吸
- おならを出す!
順番に解説していきますね!
食生活を改善する
まずは食生活を見直しましょう。
臭いガスを大量発生させるのは、肉や魚などのたんぱく質です。とは言っても、たんぱく質は重要な栄養素なので、肉や魚を完全に絶つのはおすすめできません。
それよりも、食物繊維の豊富な野菜や、オリゴ糖を含むフルーツ、そしてヨーグルトなどの整腸作用のある食品を普段から意識して食べるようにしましょう。
鼻呼吸と深呼吸
ガスを溜めないようにするには、鼻で深い呼吸をすることも大切です。
鼻で呼吸をすることで、空気を飲みこむのを防ぐことできます。また、深く呼吸をすることで、リラックスすることができ、腸の働きの正常化も期待できます。
一見関係がなさそうに見えますが、呼吸を意識して腸の働きを整えてください。
おならを出す!
実は一番良いのは、ガスが溜まったら、キチンとおならを出すことです。
溜まってしまったガスを速やかに出すことは、腸の負担を減らすことができます。また、おならが気になって無理に我慢することは、新たなストレスを生むため、更なる悪循環に繋がります。
とは言っても、人前でするわけにはいかないので、普段からおならをしても大丈夫な場所を用意しておきましょう。
人気が全くない場所や、騒音が大きい場所がおすすめです。
まとめ
腸にガスが溜まるのは、おならだけでなく、お腹も張ってしまいます。
ひどいと腹痛がしてくることもあるので、できればガスを解消することが大切です。
そのためには今回紹介した次の方法を実践してみてください。
- 食生活を改善する
- 鼻呼吸と深呼吸
- おならを出す!
ガス型の過敏性腸症候群は、ガスを気にし過ぎたり、おならを我慢し過ぎたりすることでも、悪化してしまいます。
あまり無理せず、ちょっと行儀が悪いですが、周りを気にせずおならができる場所で、ガスを出すことも重要です。
腸の働きはストレスなどの心の状態も大きく影響するので、普段からストレスを溜めないようにしながら、上手に対処してくださいね!
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