過敏性腸症候群の原因と症状!その下痢や便秘の理由はストレスかも!



私はお腹が弱く、すぐに下痢をしやすい体質です。そのため、常にヨーグルトや乳酸菌発酵食品を食べています。でも、症状はかなり良くなったものの、完全には治りませんでした。

お腹の調子を整えるために、乳酸菌発酵食品を食べている人は多いと思います。しかし、中に私のように効果が実感できない人もいるかもしれません。

実は便秘や下痢をしてしまうのは、単に腸内環境が悪いからだけではありません。ストレスも影響するのです!

というわけで、ここではストレスが原因で起きる過敏性腸症候群の症状などについてお伝えします。

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目次

過敏性小症候群の症状

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過敏性腸症候群とは、検査などをしても、炎症や細菌感染、潰瘍などの異常が無いにもかかわらず起こる症状の総称です。

主な症状は次の3つです。

  • 腹痛やお腹の違和感
  • 下痢
  • 便秘


これらの症状は、腸の運動に異常が起きたり、消化液などの分泌に異常が起きることで発生します。

男性の場合は下痢の場合が多く、女性の場合は便秘が多いと言われています。

私の場合は下痢ですね…。朝にお腹が痛くなることが多く、通勤電車で途中下車することもしばしばでした。おかげで通勤経路にあるトイレの位置を全て把握していました。

いったいなぜ、過敏性腸症候群は起きるのでしょうか?

次はその原因を見ていきましょう。

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過敏性腸症候群の原因

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過敏性腸症候群の直接的な原因は、実は分かっていません。

しかし、消化管運動の異常や、腸の知覚異常、ストレスや生活習慣の乱れなどの複合的な要因で、自律神経の働きが乱れることが原因と言われています。

では、自律神経が乱れるとなぜこのような症状が起きるのでしょうか?

腸の働きを支配する自律神経

自律神経は、心臓や胃腸の消化機能、体温の維持など、自分の意思とは無関係に、体の各機能をコントロールしています。そして、この自律神経には交感神経副交感神経があり、常にどちらか一方が優位に働いています。

交感神経と副交感神経の働きは次のようなものです。

【交感神経】

  • 脳が覚醒状態になり、集中力が増す
  • 心拍数と血圧が上がり、筋肉への血流量が増える
  • 消化管や皮膚への血流量が減る
  • 胃腸の機能が低下する
  • 脂肪の燃焼量が上がる

【副交感神経】

  • 脳がリラックスして、眠くなる
  • 心拍数や血圧が下がる
  • 胃腸が活発に働く

交感神経は主に昼間に優位になり、副交感神経はに優位になる傾向があります。

交感神経は闘争の神経とも呼ばれ、人間がアクティブに活動するための機能を支配しています。

一方で、副交感神経は心身を休息させ、疲れやダメージの回復、栄養補給をするために働きます。

ストレスがかかると胃腸の活動が止まる!

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交感神経が優位な時は、消化機能は低下します

これは人間が活動する時は、脳の情報処理能力や、筋肉の運動能力をアップさせることを優先させるためです。そして、消化機能などの優先順位の低い機能には、エネルギーを使わないようにしているのです。

更に交感神経はストレスが強くなるほど、優位に働きます。そして、交感神経が優位になればなるほど、消化機能は低下します

極度に緊張したり、不安になったりする場面で、お腹が痛くなったり、下痢をしてしまうなんて経験はないでしょうか?

これは緊張や不安というストレスによって、交感神経が極端に働いていることで、消化機能が低下し、消化不良を起こしているからなのです。

このように極度のストレスは消化機能に異常を起こし、過敏性腸症候群の原因になります。

私が朝にお腹が痛くなるのも、仕事のストレスによるものなのです。

そして、この過敏性腸症候群は腸内環境にとても悪影響があります。

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過敏性腸症候群の危険性!

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過敏性腸症候群の主な症状は、下痢か便秘です。

実はどちらの症状の場合でも、非常に腸内環境を悪化させます

いったいなぜ、腸内環境を悪化させるのでしょうか?

下痢の場合

下痢は、腸の激しい蠕動運動により、食べた物が十分に消化吸収されないうちに、排泄されてしまうことです。

下痢で肛門が痛い!痛い理由は腸内環境が悪いから!?」の記事にも書きましたが、胆汁や腸液はアルカリ性です。

最初はアルカリ性でも、正常な腸の中では、腸の善玉菌の働きによって、徐々に酸性になっていきます。そして、酸性の環境では善玉菌は増えやすく、悪玉菌は増えにくいのです。

しかし、下痢になってしまうと、酸性になるための時間がないため、腸の中はアルカリ性のままです。この状態になると善玉菌は減ってしまい、悪玉菌が増えてしまうのです!

便秘の場合

便秘は、腸の蠕動運動が鈍くなり、食べた物がいつまで経っても排泄されずに腸の中に留まっている状態です。

便は老廃物や腐敗物のため、速やかに体外に排泄されるのが望ましいものです。いつまでも腸の中に留まっていると、便をエサにして悪玉菌が増えてしまいます

その結果、腸内環境が更に悪化してしまうのです!

このように慢性的に過敏性腸症候群が続いていると、いくら腸内環境に気を配っていても、効果が薄くなってしまうのです!

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まとめ

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私はヨーグルトを食べているのに、なかなか下痢が改善しませんでしたが、実はストレスがかなり影響していました。

私と同じように効果が実感できない方がいたら、過敏性腸症候群かもしれません。その場合、いくら自分でヨーグルトを食べていても、効果は低いのです。

通勤前や、緊張や不安を感じる時などに、次のような症状が出るのであれば、過敏性腸症候群かもしれません。

  • 腹痛やお腹の違和感
  • 下痢
  • 便秘


私の場合、ストレスを感じる時間帯は、消化の良いものを食べるようにするなど、ヨーグルトを食べること以外の対策もやって改善しました

乳酸菌発酵食品は、お腹の万能薬ではないので、くれぐれも過信せず、早めにお医者さんに診てもらうようにしてくださいね!


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