ギリシャヨーグルトの作り方!牛乳から全て手作りする方法!
最近、ギリシャヨーグルトの人気が高まってきています。スーパーでもギリシャヨーグルトのコーナーもできていて、様々な商品が出ているようです。ギリシャヨーグルトは、ヨーグルトを水切りして、より濃厚でクリーミーな食感にしています。
毎日、手作りでヨーグルトを食べている私としては、ヨーグルトの水分にも栄養が含まれているのに、そんな食べ方は邪道だ~!と思っていたのですが、試しに食べてみたら、そのクリーミーで濃厚な味が癖になってしまいました。
しかし、ギリシャヨーグルトは残念ながら、お値段が高いのが欠点です。だったら自分で作っちゃえばいいですよね!?
というわけで、今回はギリシャヨーグルトを牛乳から作ってしまう、作り方をお伝えしたいと思います。
目次
ギリシャヨーグルトの作り方!
ギリシャヨーグルトは、羊や牛の乳で作ったヨーグルトをカーゼなどで水切りしたヨーグルトです。羊の乳で作ったものはクセがあるため、今では牛乳で作ったギリシャヨーグルトが主流です。
つまり、普通の市販のヨーグルトを水切りすれば、ギリシャヨーグルトはできてしまうのです!
というわけで、ギリシャヨーグルトを作るために必要なものは、これだけです!
【準備する物】
- ヨーグルト適量
- キッチンペーパー、またはガーゼ
- ボール
- ざる
ギリシャヨーグルトの作り方の手順
それでは、ギリシャヨーグルトの作り方の手順を見ていきましょう。手順はとっても簡単です。
【ギリシャヨーグルトの作り方】
- ヨーグルトを準備する。
- ざるをボールの上に置く。
- ざるにキッチンペーパー(またはガーゼ)を敷く。
- 消毒する
- キッチンペーパーの上にヨーグルトを出して、水を切る。
- ラップをして冷蔵庫で一晩程度置いておく。
水切り完了まで、多少の時間が必要なのが難点ですが、時間をかけて水切りをした方が、仕上がりの風味が違うので、辛抱しましょう!
それでは、手順の一つ一つを解説していきたいと思います。
ヨーグルトを準備する。
まずはヨーグルトを準備しましょう。市販のヨーグルトでも、もちろん大丈夫なのですが、コストパフォーマンスにこだわれば、ヨーグルトメーカーを使って手作りしたヨーグルトの方が安上がりです。
手作りヨーグルトに必要なものは以下です。
【ヨーグルトを手作りするために必要なもの】
- 成分無調整の牛乳
- 種菌にするヨーグルト
- ヨーグルトメーカー
ギリシャヨーグルトの濃厚な味を出すためには、成分無調整の牛乳がおすすめです!
ギリシャヨーグルトのクリーミーな食感を出すためには、なるべく粘りのあるクリーミーなものを選ぶと良いです。
牛乳パックごと発酵させるタイプと、温度調整機能付きのタイプがありますが、どちらでも構いません。
必要な物が揃ったら、ヨーグルトを作りましょう!ヨーグルトの作り方の手順は以下です。
【ヨーグルトの作り方】
- 牛乳を人肌に温める。
- 牛乳に種菌のヨーグルトを投入する。
- 種菌を入れた牛乳をヨーグルトメーカーにセットする。
- 7時間~12時間程度発酵させる
以上が、手作りヨーグルトの作り方の手順です。写真は牛乳パックごと発酵させるタイプで作りました!
ただし、使うヨーグルトメーカーによって、細かい注意点が違います。それらの細かい注意点も含めた、手作りヨーグルトの作り方はこちらの記事に詳細に書いているので、一度目を通しておくことをおすすめします!
⇒ ヨーグルトの作り方!簡単で失敗なく安全に作れる方法!
ざるをボールの上に置く。
ヨーグルトができたら、まずはざるをボールの上に置きます。ヨーグルトからホエーと呼ばれる水分がしたたり落ちるため、ざるとボールにはある程度の隙間が空くようにしてください。
そうしないと、せっかくしたたり落ちたホエーにヨーグルトが浸った状態になってしまい、十分に水切りができません。
ざるにキッチンペーパー(またはガーゼ)を敷く。
ヨーグルトがはみ出ない程度に、キッチンペーパーか清潔なガーゼを敷きます。
ざるの隙間を全て覆うほど敷き詰める必要はありません。また、キッチンペーパーはめったに破れないので、何重にもする必要はありません。
消毒する
ざるの上にキッチンペーパーを敷いたら、次は全体を消毒します。
キッチンペーパーを少し濡らしてから、全体にラップをかけます。
ラップをかけたら電子レンジで温めます。目安の時間は2分~3分です。
ボールが熱くて持てないくらいまで、温めて熱で消毒してください。
キッチンペーパーの上にヨーグルトを置いて水を切る。
作ったヨーグルトをキッチンペーパーからはみ出ない程度に、ざるの上に出しておきます。ヨーグルトの温度が高いほど、水切りは速く進むので、作りたてのヨーグルトをそのまま水切りしてしまう方が、時間の節約になります。
ラップをして冷蔵庫で一晩程度置いておく。
ヨーグルトをざるの上にセットしたら、ほこりが入らないようにラップをして、冷蔵庫で一晩置いておきます。
一晩、経つと水切りが完了するので、別の器に移し替えて保存しておいてください!
ちなみに今回は時間をかけて丁寧に水切りをする手順を紹介していますが、今すぐ食べたいという人向けに、時間短縮であっという間に水切りを終わらせる方法をこちらの記事で紹介しています。多少ロスの多い方法ではありますが、同じようなギリシャヨーグルトができるので、急ぐときはお試しください!
⇒ ヨーグルトの水切りを時間短縮!早いのは電子レンジじゃない!
さて、このギリシャヨーグルトは完成までに、たくさんの手順を踏まなくてはいけません。ということは、雑菌の混入リスクも高いわけです。
そこで、次はギリシャヨーグルトを作る時の注意点を見ていきましょう!
ギリシャヨーグルトを作る時の注意点
ヨーグルトは細菌が繁殖しやすい環境をわざわざ整えて作ります。特にギリシャヨーグルトは、完成までにたくさんの手順を踏む必要があるため、腐敗を防ぐために次のことに、注意してください。
- 手作りヨーグルトを使う場合は、作った直後の物を使う
- 市販のヨーグルトを使う場合は、開封直後の物を使う
- ざるやキッチンペーパーは消毒する
- こうして作ったギリシャヨーグルトは、すぐに食べる!
手作りのヨーグルトは雑菌混入リスクが高いので、絶対に作った直後のヨーグルトを使ってください!
手作りヨーグルトを使う場合と同じ理由です。市販のヨーグルトも開封直後から雑菌が侵入してしまっているためです。
ヨーグルトのざるに触れている部分は、一番腐敗のリスクが高いため、使うざるは消毒しておいてください。
一番大事なのは、作ったギリシャヨーグルトは、1日以内に食べてしまってください。ここまでの過程で多くの雑菌が混入しているため、速やかに食べてしまうことが大切です!
ヨーグルトは本来は保存食なので、滅多に腐ることはありませんが、家庭で作る場合は、清潔な工場と違って、雑菌だらけの環境で作るため、油断は禁物です!
さて、こうしてギリシャヨーグルトを作ると、たくさん余るのがホエーと呼ばれる、ヨーグルトの水分です。このホエーにはタンパク質などが豊富に含まれている、健康効果の高い液体です。これを捨てるのは、とてももったいないのです!
そこで、最後におまけ情報として、ホエーの活用方法をお伝えしておきます!
ホエーの活用方法
ホエーの活用方法を調べてみると、パンやケーキに使うレシピが多く出てきますが、ギリシャヨーグルトを作る度にパンを作るのは手間ですよね?そこで、おすすめなのはホエーを使った飲み物を作ってしまうことです。
簡単で美味しく、栄養満点なのは次の二つの飲み方です!
☆ホエーミルクドリンク
【材料】
- ホエー:120ml
- レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の果汁:大さじ3
- 牛乳:100ml
- 砂糖:適量
甘酸っぱくて飲みやすいドリンクです!砂糖は好みの甘さになるように、調整してください!
☆ラッシー
【材料】
- ホエー:120ml
- ヨーグルト:120g
- 砂糖:適量
通常、ラッシーはヨーグルトを牛乳や水で割りますが、代わりにホエーを使います。砂糖の代わりに、市販のフルーツソースを入れるのもおすすめです!
ホエーの栄養やおすすめの使い方は、こちらの記事にも詳しく書いているので、良ければご覧ください!
⇒ ヨーグルトのホエーは栄養満点!成分と美味しい使い方!
まとめ
今回はギリシャヨーグルトの作り方をお伝えしました!
健康のために毎日ヨーグルトを食べていると、どうしても飽きがきてしまうものです。たまにはギリシャヨーグルトにして食べてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私はたまにどころか、既に病み付きになってしまっています!
⇒ 【保存版】発酵食品の作り方!簡単で安全な方法を紹介しちゃいます!
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