下痢体質の改善方法!腸内環境よりも重要なこととは?
私は慢性的な下痢体質で、ちょっとしたことで下痢をしてしまうことに長年悩んできました。
私はそんな自分の体質を改善するために、ヨーグルトを始めとした乳酸菌発酵食品を手作りするようになりました。
でも、そうやって体質改善をしているうちに分かったのは、下痢体質の改善のためには、単に腸内環境を改善するだけではダメだという事です。
実は下痢を改善するためには腸内環境以上に大切なことがあります。それを改善しなければ、いくらお腹に良い食べ物を食べても無駄なのです!
そこで、ここでは下痢体質を改善するための方法をお伝えします!
目次
慢性的な下痢の原因
そもそも、下痢というのはどのような状態なのでしょうか?
下痢体質の改善方法を見ていく前に、下痢をしてしまう原因から見ていきましょう。
下痢とは腸の中に入ってきた有害なものを、素早く体外に排泄してしまうための腸の防衛機能です。
有害な物というのは次のようなものです。
- 食中毒菌
- 毒物
- 消化が困難な食べ物
食中毒菌や毒物などを素早く排泄するのは、大切な機能ですが、問題は3つ目の消化が困難な食べ物です。
何か消化困難な食べ物なのかは、その時の体調や年齢などによって変わってきます。
下痢体質というのは、腸の消化機能が弱っているため、普通の人よりも消化困難な食べ物が多い状態と言い換えることができます。
そして、腸の消化機能を弱める最も大きな原因がストレスなのです!
ストレスが腸に良くない理由
ストレスはなぜ腸の消化機能を弱めるのでしょうか?
胃腸の消化機能を支配しているのは、自律神経です。自律神経には次の2種類があります。
仕事や家事など、アクティブに活動している時に優位になる。
主な働きには次のようなものがある。
- 集中力アップ
- 覚醒効果
- 血圧や心拍数の上昇
- 消化機能の停止
【副交感神経】
寝る前や休息中に優位になる。
主な働きには次のようなものがある。
- リラックス効果
- 睡眠への誘導
- 血圧や心拍数を落ち着かせる
- 消化機能を活発にする
消化機能を活発にするのは副交感神経の働きによるものです。そして、副交感神経はリラックスしている時に優位になる自律神経です。
そのため、仕事中は消化機能が低い状態のため、朝や昼に消化が悪い物を食べるのは、消化のためにはあまり良くないのです。
そして、中でも特に悪いのがストレスです。
このコルチゾールはストレス物質と呼ばれており、全身の器官をストレスに対処するための戦闘状態にします。
ストレスを感じている時は交感神経が最も活発に働くため、消化機能はほぼ停止します。
緊張すると、胃が重くなったり、胸やけがして気持ち悪くなったりするのは、このためなのです!そして、ストレスにさらされ続けていると、当然消化不良を起こすため、下痢の原因となってしまうのです。
ストレス性の下痢の場合は、ヨーグルトやぬか漬けなどをいくら食べても無駄です!
そもそも、腸を正常に機能させることが重要なのです!
というわけで、腸の機能を正常化するためには、ストレスを何とかしなければいけない事が分かりました。
次からは下痢態勢つの改善方法を紹介します。
下痢体質の改善方法
下痢体質を改善するのに、最も重要なのは、ストレスに適切に対処することです。
一番良いのはストレスの原因になっていることを、やめてしまうことですが、なかなかそうもいきません。
そこで、ストレスに適切に対処するための生活習慣を消化します。
- 規則正しい生活
- 有酸素運動をする
- 寝る前30分~60分前の入浴
- お腹を温める
ストレスは甘く見ていると、様々な病気の原因になる怖いものです。適切に対処することはとても大切なので、順番に説明していきますね!
規則正しい生活
基本中の基本は規則正しい生活です。
食事と寝起きの時間が乱れると、自律神経の働きを乱すため、消化機能の低下につながります。
特に睡眠は重要なので、決まった時間に寝起きするだけでなく、十分な睡眠時間を取るようにしてください!
有酸素運動をする
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動はストレス解消に効果的です。
20分以上運動を続けていると、脳の中でβエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されます。
βエンドルフィンは別名脳内モルヒネと呼ばれ、爽快感や快楽を感じさせる働きがあるため、ストレス解消に効果があります。
また、運動することは適度な疲労感を生み、熟睡することができるため、自律神経の働きも正常化するため一石二鳥です!
寝る前30分~60分前の入浴
寝る前30分~60分前の入浴するのは、自律神経の働きを正常化して、熟睡するために効果的です。
入浴をすると体がリラックスして、副交感神経が優位になります。
更に上がった後に体温が徐々に下がっていくことで、更に副交感神経が活発になり、自然に熟睡することができます。
お腹を温める
ストレスや自律神経とは関係ありませんが、お腹を冷やさないようにすることは、胃腸の機能を下げないために重要です。
夏場は冷たい食べ物を食べることが多いですが、胃腸が冷えることは消化機能の低下を招きます。乳酸菌飲料などは冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態で飲まずに、常温にして飲むなど工夫してください!
また、冬場はお腹が冷えないように腹巻をするなど、お腹を冷やさないように注意してください。
ここまでは、胃腸の機能を低下させないための生活習慣について見てきました。
しかし、なかなかストレスフリーな生活というのも難しいですよね。やはり、消化が悪い食べ物を避けることも重要な事です。
そこで、最後は私の経験から、お腹を壊さないために避けた方が良い食べ物を紹介します。
食べ物からのストレスも減らす
下痢体質の場合、どんなに気を付けても、やっぱりお腹は壊しやすいものです。ストレスが多い生活をしている場合、常に胃腸は弱っている状態です。
私の場合、次のような食べ物を食べると必ずと言っていいほどお腹を壊しました。
- とんこつラーメン(こってり系)
- チャーシュー麺
- 辛い食べ物
脂は全般的に消化に悪いため、消化不良を起こしやすいです!
チャーシューの脂身が消化に悪いです!また、ラーメンの麺に使われている、かんすいには多少の下剤効果があるため、人によっては、お腹を壊しやすいです。
辛い食べ物は刺激が強いため、胃腸に負担がかかります。同じようにアルコールや生のにんにく、玉ねぎなども刺激が強く、お腹を壊しやすいです。
また、単純に食べ過ぎ飲み過ぎなども、胃腸の負担になり、お腹を壊す原因になります。
とにかく、ストレスが原因で下痢をする場合は、腸内環境を良くするために乳酸菌食品を食べるよりも、消化に良いものを食べたり、食べ過ぎないようにすることの方がよっぽど効果的なのです!
まとめ
下痢をする体質を改善しようと思った時に一番大切なのは、実はストレスに適切に対処することです。
今回紹介した次の生活習慣を心がけて、腸の機能を正常化するようにしてください。
- 規則正しい生活
- 有酸素運動をする
- 寝る前30分~60分前の入浴
- お腹を温める
これ以外にも、自分なりのストレス解消法を実践するなどして、ストレスを溜めないように注意してください。
どんなに腸内環境を改善するための努力をしていても、下痢をすることで、一気に腸内環境が荒れてしまい、悪玉菌が増えてしまいます。
下痢をすると今までの努力が無駄になってしまうので、ストレスに適切に対処して下痢体質を改善してくださいね!
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