希少糖のダイエットと内臓脂肪減少効果の注意点!それでは効果無いかも!
最近、様々なお菓子や清涼飲料水に使われ出しているのが希少糖です。その中でも特に注目されているのが、プシコースという希少糖です。
一体なぜプシコースが注目されているのでしょうか?体に良い物であれば、調べずにいられないのが、私の性分です!そこで、プシコースの効果について、徹底的に調べてみました。
今回は、希少糖のプシコースのダイエットへの効果や内臓脂肪を減らす理由について、私が調べて内容を共有したいと思います。
目次
内臓脂肪を減らしてくれる理由
プシコースはなぜダイエットに良いのでしょうか?そして、なぜ内臓脂肪を減らしてくれるのでしょうか?まずはその理由を見ていきましょう!
プシコースがブドウ糖の吸収を阻害する
プシコースは単糖類なのですが、分子の構造がブドウ糖とよく似ています。
ブドウ糖は人間にとっても、最も消化吸収が早い糖で、血糖値をあっという間に上昇させます。ブドウ糖の消化吸収は小腸で行われます。小腸の壁にはブドウ糖を効率良く吸収するための穴がたくさん開いています。
腸はこの穴からブドウ糖を吸収しようとして、形の似ているプシコースを吸収しようとします。しかし、ブドウ糖とは微妙に構造が違うプシコースはその穴から吸収されず、穴にはまってしまいます。
更には、プシコースがはまってしまった穴からは、ブドウ糖は吸収されなくなります。そうなると、ブドウ糖の吸収速度は遅くなり、一部のブドウ糖は吸収されずに体外に排泄されてしまいます。
つまり、プシコースには、一緒に食べた食品に含まれるブドウ糖の吸収を阻害する効果があります。そのため、血糖値の上昇が抑えられ、余分なブドウ糖を体外に排泄してしまうため、カロリーが抑えられるという凄い効果があるのです!
人間の体は血糖値が上昇すると血液中の糖を脂肪に変えて細胞に取り込む働きをするインスリンを分泌します。
摂取するカロリーが少なく、更に血糖値の上昇が緩やかになると、インスリンが分泌される量が少なくなるため、体脂肪や内臓脂肪が付きにくくなるのです!
プシコース自体もカロリーゼロ
人間はプシコースを消化吸収することができません。既に説明した通り、プシコースは小腸のブドウ糖を吸収するための穴にはまってしまうだけで、腸から吸収されないのです。
そのためプシコースはカロリーがゼロです。プシコースは腸から吸収されることがないので、人間には活用することができない糖なのです。カロリーがゼロなのに甘さは砂糖の7割としっかりあります。
これがプシコースの凄いところなのです!
ダイエット中でも甘さのある食べ物を食べることがでます。しかも、プシコースを使った食べ物は血糖値を上げないため、体脂肪を付きにくくする効果があります!
しかし、そんな良いことばかりのプシコースですが、気を付けないとその効果も半減してしまいます。今度は希少糖の注意点を見ていきたいと思います。
希少糖の注意点
希少糖と言っても実は様々な糖があります。希少糖について知らないと目的の健康効果を得られないので、注意が必要です。
注意したいポイントは次の3つです。
- 希少糖と言っても効果があるのはプシコース
- 純粋なプシコースを選ぶこと
- 加熱し過ぎないこと
これらを知っておくことが希少糖の効果を引き出すためにとても大切です。順番に見ていきましょう!
希少糖と言っても効果があるのはプシコース
希少糖とは、自然界に存在する糖の内の1%以下しか存在しない糖の事です。その種類は40種類~50種類と言われています。
ところが、最近は希少糖と言えば、プシコースを指していることがほとんどなので、希少糖と言えばプシコースの事と思い込んでしまう危険があります。そのため、単に希少糖と言った場合は、どの糖を指しているのかを意識することがとても大切です!
ここまで説明した健康効果は全てプシコースという糖のことです。
ところが、市販されている希少糖のシロップの中には、エリスリトールという希少糖のシロップも売っています。
エリスリトールはカロリーがゼロで、虫歯の予防効果が高い希少糖ですが、プシコースのような血糖値上昇を抑える効果はありません。
市販品は希少糖であることを前面に押し出して売っているため、希少糖だからとなんとなく買ってしまうと、目的の効果が得られないことがあるので、十分注意してください!
代表的な希少糖の種類と効果については、こちらの記事に書いてあるので、参考になさってください!
⇒ 希少糖の種類と効果!その中でも凄いプシコースを徹底解説!
純粋なプシコースを選ぶこと
これもとても重要です。今はまだプシコースは砂糖の3倍と高価な甘味料です。しかし、中にはプシコースの甘味料なのにとても安価な物もあります。
そのような商品は必ず原材料をチェックしてください。砂糖や果糖、ブドウ糖などが入っている場合は、プシコースの純度が低い商品なので、意味がありません。
プシコースの健康効果が目的であれば、ケチケチせず純度の高いプシコースの甘味料を選ぶようにしましょう!
加熱し過ぎないこと
素晴らしい健康効果があるプシコースですが、唯一の弱点は熱に弱いということです。
プシコースは加熱すると分解されて、血糖値上昇を抑える効果が無くなってしまいます。料理に使う砂糖をプシコースに変えることで、ダイエットや生活習慣病予防に役立つのですが、砂糖と同じような使い方をしないことが大切です。
プシコースを料理に使う際は、なるべく料理を仕上げる直前に入れるようにして、加熱の時間を短くするように工夫しましょう!
プシコースの熱の弱さについては、こちらの記事にも書いているので、参考になさってください!
⇒ 希少糖はなぜ血糖値上昇を抑えるの?糖尿病対策に有効な理由!
まとめ
今回はプシコースのダイエットや内臓脂肪減少効果について、お伝えしました。
プシコースの効果を簡単にまとめるとこうです。
- プシコースはカロリーがほぼゼロ
- プシコースはブドウ糖の吸収を阻害するため、血糖値の上昇速度を抑える
- プシコースによって、吸収されなかったブドウ糖は排泄されてしまう
カロリー自体も低く、更に血糖値の上昇を抑えるため、内臓脂肪も付きにくくなります。
ただし、注意点としては純粋なプシコースの甘味料を使うことと、加熱時間を最小限にすることです。
体重や血糖値が気になっている方は是非使ってみることをおすすめします!
などと言ってる私自身がまず一番必要なんですけどね…。
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