疲れると便秘や下痢になる!それは腸疲労が原因かも!
便秘や下痢に悩んでいる人は、多いと思います。私もお腹が弱いので、毎日ヨーグルトを食べています。おかげでかなりお腹の調子も改善して、快腸な日々を送っています。
しかし、最近気づいたのですが、毎日ヨーグルトを食べていても、体が疲れている時にお腹を壊してしまうのです。お腹にやさしい物を食べていても、便秘や下痢になってしまいます。一体なぜなのでしょうか?
実は便秘や下痢の原因は腸内環境の良し悪しだけでなく、腸を疲れさせることでも便秘や下痢になってしまうのです!
今回は体が疲れると便秘や下痢を起こしてしまう理由と対処方法をお伝えします。
目次
疲れている時に便秘や下痢になる理由
便秘や下痢を改善する方法といえば、ヨーグルトや食物繊維、オリゴ糖などが注目されます。
しかし、こちらの気に書いたように、整腸作用のある食べ物で改善する便秘は、いくつもある便秘のタイプのうち、弛緩性便秘だけです。
⇒ 便秘の種類と原因!あなたのタイプは食べ物とストレスのどちら?
実はこれらの便秘のタイプ以外に、生活習慣が原因になる便秘があるのです。
このタイプの便秘は、いくら腸内環境を良くしても改善しません。腸内環境を良くすることは、腸の機能を上げるのを補助する方法に過ぎないからです。
この腸の機能が低下した状態を腸疲労と呼びます。腸疲労とはどういう状態なのでしょうか?
腸疲労とは?
腸疲労とは様々な原因によって、腸が疲れてしまい、腸の機能が低下した状態です。
いくらヨーグルトや食物繊維、オリゴ糖で腸内環境を良くしても、腸を疲れさせてしまっては効果がありません。
腸疲労を起こさない生活習慣と整腸作用のある食事をすることが、セットになって初めてお腹の調子が整えられるのです!
腸疲労が便秘や下痢につながる理由
腸疲労を起こすと、次の3つの腸の機能が低下します。
- 消化吸収の機能
- 水分を吸収する機能
- 便を体外に排泄する蠕動運動の機能
それぞれの機能が低下するとどのような悪影響が出るのでしょうか?順番に説明します!
消化吸収の機能
消化吸収の機能が低下すると、食べ物の栄養を十分に吸収することができなくなるため、体が衰弱してしまいます。
体からは疲労感が抜けず、あらゆる生理機能が低下します。当然、腸の機能も更に低下するため、更に消化吸収の機能が低下するという、悪循環に陥ります。
また、消化吸収が不十分だと、人間が吸収できなかった栄養を腸内細菌が食べることになります。吸収できなかった糖分やタンパク質などは悪玉菌を増やす原因になるため、腸内環境を悪化させることにもなります。
水分を吸収する機能
腸疲労は腸の水分を吸収する機能を低下させます。普通、腸は水分を吸収して、適度な固さの便にしてくれます。
しかし、水分が多すぎると、便は下痢になってしまうのです。
実は私は疲れて体調が悪くなるとすぐに下痢をしてしまうのですが、それはまさに腸疲労が原因なのです。
便を体外に排泄する蠕動運動の機能
大腸には食べた物を排泄するための蠕動運動をする機能があります。
しかし、腸疲労が起きると、この蠕動運動が鈍くなります。蠕動運動が鈍くなれば、当然食べた物が腸に留まって、外に出ていかなくなるため、便秘になってしまいます。
では、この腸疲労はなぜ起きるのでしょうか?
腸疲労の原因
腸疲労は生活習慣の乱れが主な原因です。具体的には次のようなことが原因です。
- 暴飲暴食
- 睡眠不足
- 過労
- お酒の飲み過ぎ
- ストレス
食べ過ぎや消化の悪い物を食べたりするのは、腸を疲れさせてしまいます。
睡眠は体のあらゆる疲労を回復させるため、睡眠不足は腸の疲労回復を妨げます。
仕事や運動のし過ぎによって、体を疲れさせると、腸の機能も低下します。
アルコールは刺激が強く、腸にとって負担が大きいです。また、アルコールには麻酔効果もあるため、腸の機能も麻痺させてしまいます。
強いストレスがかかると、脳の中でアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは腸の機能を低下させる働きがあります。
腸疲労が起きると、便秘や下痢を引き起こして、体力が低下し腸内環境も悪化します。そして、更に腸疲労が悪化するという悪循環が起きるのです。
では、腸疲労を起こさないようにするには、どうすれば良いのでしょうか?
腸の疲れを取る方法!
一旦、腸疲労の状態になると、どんどん悪循環に陥ってしまうため、腸の疲労を取ってリセットしてしまうことが重要です。
腸の疲労を取るには、次の方法が有効です!
- 冷たい食べ物を控える
- 消化に良い食べ物を食べる
- 睡眠を十分にとる
- 断食をする!
それぞれを更に掘り下げて見ていきます!
冷たい食べ物を控える
胃腸は温度が低下すると、機能が落ちてしまいます。腸疲労を防ぐには、腸の機能を低下させないことが基本になります。
そのため、体に入れる飲食物は常温よりも温度の高い物にするように注意しましょう!
消化に良い食べ物を食べる
腸を疲れさせないためには、消化が良く胃腸の負担にならないものを食べるようにします。
辛い物、油っこい食べ物、肉などは消化が悪く、胃腸の負担が大きいので避けるようにしましょう!
睡眠を十分にとる
腸の疲れを取るには、体の疲れを取ることが基本です。十分な睡眠を取って、腸の疲れを回復させてください。
また、睡眠だけでなく、ストレスの多い仕事も控えて、精神的な疲労を取ることも重要です!
断食をする!
一番効果が高いのが、断食をすることです!
腸は常に食べ物の消化吸収のために働いています。腸の疲れを取るには、食べるのをやめて十分に腸を休ませることです。腸の疲れが取れると体が軽くなり、驚くほどお腹の調子が良くなります。
実は便秘と下痢の対策として最も即効性があるのが、断食なのでやったことの無い人は是非試してみてください!
断食のやり方は私が断食を実践したこちらの記事を参考にしてください!
⇒ 酵素断食に効果はあるのか?私のやり方と体験記を大公開!
まとめ
今回は便秘や下痢の原因になる腸疲労についてお伝えしました。
忙しい現代人は慢性的に疲れています。そして、腸も慢性的に疲れているのです。
便秘を改善するために、ヨーグルトや食物繊維の多い食生活をしている人も多いと思います。しかし、まず最初に大切なのは、腸を疲れさせないことなのです。
一度、腸を疲れさせると、悪循環に陥ってどんどん腸疲労が進んでしまいます。悪循環を断つには、これらの対策が有効です!
- 冷たい食べ物を控える
- 消化に良い食べ物を食べる
- 睡眠を十分にとる
- 断食をする!
意外に知られていないことですが、便秘や下痢を改善するために最初に必要なのは、腸の疲労を回復させて、腸の機能を正常にすることです。
お腹の調子が悪いなと感じた時や、整腸作用のある食べ物を食べても便秘や下痢が改善しない場合は、今回紹介したこれらの方法で一気に腸の疲れを回復させてくださいね!
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