ヨーグルトの賞味期限の秘密!開封後と未開封の違いは?
ヨーグルトは健康効果の高い食品としてすっかり定着しました。私も自分で手作りしたヨーグルトを毎日食べていますが、どうしても気になるのが、腐っているかどうかです。
市販のヨーグルトでも、賞味期限は気になるのではないでしょうか?特に開封後しばらく経ったヨーグルトは、とても気になりますよね?
ヨーグルトを始めとした乳製品は、とても腐りやすいというイメージがありますが、果たしてどうなのでしょうか?
今回はヨーグルトの賞味期限の開封後と未開封の違いについてお伝えします。
目次
ヨーグルトの賞味期限
ヨーグルトの賞味期限は他の食品に比べてとても気になると思います。生きた乳酸菌が入っているため、どんどん発酵が進んで風味も変わっていきます。
まずは市販のヨーグルトの賞味期限を見てみましょう。
未開封
各メーカー毎に多少の差はあるものの、未開封の場合のヨーグルトの賞味期限は概ね15日前後です。未開封であってもヨーグルト自体に多くの生きた乳酸菌が存在しています。乳酸菌は低温でも少しずつ発酵していくため、どんどん酸っぱくなっていきます。
酸っぱいヨーグルトが苦手な人は早めに食べるのをおすすめします!
開封後
開封後の賞味期限を明記しているヨーグルトはなく、各メーカーとも開封後は速やかに食べてくださいと記載してあるのみです。この速やかにというのは一般的に2日~3日ですので、開封後のヨーグルトは製造日から何日経っているかに関わらず、2日~3日が賞味期限といえるでしょう!
しかし、注意したいのは市販のヨーグルトのパッケージに書いてあるのは、賞味期限であって消費期限ではないということです。
賞味期限とはその食品を美味しく食べられる期間、消費期限はその食品を安全に食べられる期間なので、賞味期限を過ぎているからといって、すぐに食べられないほど腐っているわけではないのです。
それでは、ヨーグルトはどれくらいまで、食べることができるのでしょうか?今度はヨーグルトの消費期限について考えてみます。
ヨーグルトは保存食!
ヨーグルトは腐りやすいイメージがあります。しかし、意外にもヨーグルトの消費期限は長いです。
実はヨーグルトは元々は保存食なのです!昔から栄養価の高い家畜の乳は、とても腐りやすく何とか長期間保存するために様々な方法が考えられてきました。その代表的なものがチーズやヨーグルトなのです。
ヨーグルトは乳酸菌が牛乳を発酵させる過程で、たくさんの乳酸を作り出すため酸性度の高い食品です。この乳酸がヨーグルトの保存効果を上げている秘密なのです!
乳酸菌以外の腐敗菌は酸性の環境では生きていくことができないため、完全に発酵が終わった乳酸が十分作られたヨーグルトは、とても腐りにくい状態なのです。
真似はしない方が良いですが、私は開封後2週間以上経ったヨーグルトを食べても、お腹を壊したこともありません。ただし、日が経ったヨーグルトは発酵し過ぎてかなり酸っぱいので、食べるのはおすすめできません(>_<) しかし、いくらヨーグルトが保存食とはいえ、腐る時は腐ります。そこで、最後に腐ったヨーグルトの見分け方をお伝えします。
腐ってるヨーグルトの見分け方
ヨーグルトは腐りにくいですが、それでもいつかは腐ります。ここでは腐ったヨーグルトを見分けるポイントをいくつかお伝えします!
- 変な臭いがする
- カビが生えている
- 変色している
通常、ヨーグルトは爽やかな臭いですが、アンモニア臭がするなどの普段と違う臭いがする場合は、腐っているので、すぐに処分してしまいましょう!
酸性の環境でも生えるカビは存在します。カビが生えていれば明らかに見た目で分かるので、すぐに処分してしまいましょう!
表面が乾いてチーズのように黄色く変色してしまうことがあります。この部分は他の雑菌が繁殖している可能性があるため、この状態のヨーグルトも念のため処分した方が安全です。
ヨーグルトは保存食だからといっても、過信は禁物です。開封後は速やかに食べるに越したことはありません。それに日が経つにつれて乳酸菌は死んでいってしまうため、その分健康効果も減ってしまいます。
やはり、開封後は速やかに食べることが基本なのです。
ちなみにヨーグルトは澄んだ上澄み液と固形成分が分離していることが良くあります。これは腐っているわけではありません。ヨーグルトは酸性のため、乳成分が凝固して沈殿しやすいため、このように分離しやすいのです。
ヨーグルトの上澄み液はホエイと呼ばれとても栄養価が高いので、絶対に捨てたりしないでくださいね!
まとめ
今回はヨーグルトの賞味期限についてお伝えしましたが、賞味期限はあくまでも美味しく食べられる期間のことです。ヨーグルトはどんどん発酵が進んでいくので、どんどん酸っぱくなっていきます。そのため、個人的にはヨーグルトの賞味期限は未開封でも2日~3日だと思っています。
一方で消費期限となると、元々保存食であるヨーグルトはかなりの長期間の保存が可能です。時間が経つと健康効果が下がって美味しくなくなるため、早く食べるに越したことはありませんが、神経質になり過ぎる必要もありません。目安として、開封後であっても、製造日から2週間程度で食べるようにすれば問題無いでしょう。
とは言え新鮮なうちに食べきることが一番良いので、普段からヨーグルトを食べる習慣をつけて快腸な生活をしてくださいね!
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