ヨーグルトを常温で放置しちゃった！一晩経っても大丈夫なの？

公開日：2016年4月24日

[ヨーグルトの基礎知識]

食べ物を冷蔵庫に入れ忘れてしまうことはよくあることですね。私も食べ物を出しっ放しで、寝てしまうことはしばしばです…。

しかし、そういった食べ物でも、食い意地の張っている私は、お構いなく食べてしまいます(^_^;)だって、もったいないですもん！

皆さんも普段、食べ物を冷蔵庫に入れ忘れることなんて、良くあることだと思いますし、一晩くらい放置した食べ物など、気にせず食べてしまいますよね？

でも、放置していたのが、ヨーグルトのような食べ物だった場合はどうでしょうか？ヨーグルトは生きた乳酸菌がたくさん含まれているので、腐ってないか心配ですよね？

そこで、今回はヨーグルトを常温で放置しちゃっても、食べて大丈夫なのかをお伝えします！

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ヨーグルトなんかを一晩放置してしまうと、普通は食べるのに躊躇しちゃいますよね？まぁ、私は構わずに食べちゃうんですが…。でも、大丈夫かどうかは、ちゃんと調べた方が良いに決まってます。

そこで、まずはヨーグルトを常温で放置するとどうなるかについてです。

乳酸菌が増える

酸っぱくなる

常温で放置してしまった場合の、主な変化はこの2つだけです。これって実は腐ってるのとは違います。詳しく説明しますね！

ヨーグルトの中には、たくさんの乳酸菌が存在します。ヨーグルトは牛乳が乳酸菌によって、発酵されることでできる食品です。乳酸菌が活発に活動できる温度は、乳酸菌の種類にもよりますが、35℃～45℃くらいとかなりの高温です。

しかし、乳酸菌は35℃以下でも、少しは活動できます。そのため、常温で放置しておくとゆっくりですが、発酵が進んでいって、乳酸菌が更に増えていきます。

常温でも発酵が進むということは、乳酸菌が作り出す物質もどんどん増えていきます。乳酸菌の名前の由来である乳酸もそのうちの一つです。発酵が進めば、乳酸の量も増えます。乳酸の量が増えると、酸性度が上がるため、とっても酸っぱいヨーグルトになってしまいます。

一晩くらいでも常温で放置しておくと、結構酸っぱくなってしまいます。

私なんかは、真夏に一晩どころか丸一日放置してしまったせいで、そのヨーグルトはとっても酸っぱくなってしまいました。

「でも、乳酸菌が増えるってことは、雑菌も増えて腐っちゃうんじゃないの？」とか「酸っぱくなるのは、乳酸菌のせいじゃなくて雑菌のせいなんじゃないの？」と思われるかもしれません。しかし、実は常温で放置しておいたヨーグルトでも、腐っていることはまずありません！

一体、なぜ大丈夫なのでしょうか？

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ヨーグルトはなんとなく腐りやすいイメージがありますが、実際は放置しても大丈夫な場合がほとんどです。その理由には、次の二つがあります。

ヨーグルトは保存食

腐敗菌は酸性の環境では増えにくい

順番に詳しく説明していきます！

栄養満点の牛乳はとても腐りやすい食品です。昔の人はこの牛乳を保存するために、乳酸菌によって発酵させればいいことを発見しました。

「ヨーグルトの賞味期限の秘密！開封後と未開封の違いは？」の記事にも書きましたが、腐敗菌は酸性の環境では増えにくいという特徴があるのです。

冷蔵保存の技術が無かった昔に、保存食として開発されたのがヨーグルトなのです。

というわけなので、既にヨーグルトになっているものを常温で放置しても、雑菌は増えにくいのです！

腐敗菌は酸性の環境では、増えにくいというは、既に説明しましたが、ヨーグルトを常温に放置しておくということは、更に発酵が進んで、より酸っぱくなります。

つまり、もっと酸性度が強くなり、腐敗菌はますます増えにくい状態になります。こうした理由から、ヨーグルトを常温で放置したとしても、ほとんどの場合大丈夫なんです！

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ヨーグルトは常温で放置しても、腐ってしまうことはほとんどありません。

とはいっても、ヨーグルトも腐る時は腐ります。最後に食べても大丈夫な状態と、食べない方が良い状態を表にまとめたので、参考にしてください！