酒粕の甘酒の作り方!乾姜を入れるのがおすすめです!
以前「甘酒の作り方!米麹から簡単安全に作る方法を解説!」の記事で、米麹から甘酒を作る方法をお伝えしました。
でも、中には米麹から発酵させるのさえ、面倒という人もいるのではないでしょうか?そもそも私たちが飲みなれている甘酒というのは、米麹から発酵させるものよりも、酒粕をお湯で溶いて砂糖を加えたものが多いのです。
この酒粕から作る甘酒は更に作るのが簡単です。
というわけで、今回は酒粕から作る甘酒の作り方をお伝えします!
目次
用意する物
酒粕から作る甘酒は非常に簡単に作れます。
まずは用意する物から見ていきましょう。
- 酒粕:150g
- 水:450ml~600ml(好みによって調整してください)
- 砂糖:大さじ2
- 乾姜:小さじ1/2(無ければ普通の生姜でOKです)
- 鍋
- おたま
通常は酒粕以外は特別な物は必要ありませんが、今回は漢方薬の一つでもある乾姜を使います。乾姜は普通の生姜よりも香りや刺激がマイルドにもかかわらず、体を温める効果が普通の生姜よりもはるかに高いので、甘酒に入れるのにおすすめです。
乾姜は家庭でも簡単に作ることができます。詳しい作り方はこちらの記事に書いているので、参考になさってください!
⇒ 乾燥生姜の簡単な作り方!おすすめは電子レンジより大量生産!
乾姜が無ければ、もちろん生姜でもOKですが、その場合は甘酒の風味を損ねないために、あまり入れ過ぎない方が良いです。
ちなみに例えばAmazonや楽天で乾姜で検索すると乾燥生姜がたくさんヒットします。乾燥生姜は文字通り生姜を乾燥させただけのものなので、基本的には生姜そのものです。乾姜とは別物なので、買う時には注意して選んでくださいね。
⇒ Amazonで”乾姜”で検索した結果
甘酒づくりの手順
というわけで、酒粕から作る甘酒の手順を見ていきましょう。
- 酒粕に少量の水を入れて熱しながら練る
- 更に水を少しずつ加えて酒粕を溶かす
- 滑らかになったら砂糖と乾姜を加えてよく混ぜる
- 適温になったら火を止めて完成
要は酒粕に水を入れて温めながら、滑らかになるまで溶いていくだけです。
順番にポイントを説明していきますね!
酒粕に少量の水を入れて熱しながら練る
まず酒粕を鍋に入れて少量の水を入れます。そして、弱火で熱しながら水が酒粕に馴染むまで練ります。
この時にいきなり水を入れ過ぎないように注意してください。水を入れ過ぎるとダマになってしまい溶くのが大変になります。実は写真は水を入れ過ぎちゃってます…。まぁ入れ過ぎちゃっても丁寧に混ぜていれば必ず滑らかになるので、あまり神経質になる必要はありません。
ちなみに、温めながら練った方が水と酒粕が馴染みやすいので、火にかけるのですが、くれぐれも焦がさないように十分注意してください。
更に水を少しずつ加えて酒粕を溶かす
酒粕に水が馴染んだら、更に少しずつ水を加えて、練り続けます。
そして、また水が馴染んだら、水を追加していきます。
これを繰り返して、水を全部入れきってください。
滑らかになったら砂糖と乾姜を加えてよく混ぜる
下の画像のように完全に滑らかになったら、砂糖と生姜を加えます。
砂糖と乾姜の量は目安なので、味見しながら好みに合わせて調整してください。
砂糖と乾姜を入れたら、よく混ぜて引き続き温め続けます。
適温になったら火を止めて完成
混ぜながら引き続き火にかけ続けてください。
そして、適温(60℃程度)になったら火を止めて完成です。
甘酒はとろみがあるので、火にかけて放っておいても対流しません。必ず混ぜながら温めてください。
以上が、酒粕から作る甘酒の手順です。非常に簡単ですよね!
でも、簡単でも注意点があります。最後にその注意点をお伝えしておきます。
注意点
非常に簡単な酒粕甘酒ですが、美味しくて栄養を壊さずに作るための注意点があります。
その注意点とは次の2つです。
- 絶対に沸かさないこと!
- 最初は焦げやすいので手を止めずに混ぜ続けること!
どうしてこれが重要なのか、順番に説明しますね!
絶対に沸かさないこと!
酒粕には麹菌の発酵によって作り出された、様々なたんぱく質やアミノ酸が存在します。これらは熱し過ぎると変質してしまい、健康効果が失われてしまうのです。
せっかくの有益な栄養素を壊さないためには、60℃以上にしないことが重要です。
目安はほんわかと湯気が出てくる程度です。プクプクとあぶくが出てくるようでは、温め過ぎです。
また、甘酒はとろみがあるため、温めていても自然対流しません。そのため、放っておくと鍋の底の方の甘酒が、すぐに熱くなってしまい栄養素が壊れてしまいます。
常に手を止めずに混ぜ続けるようにしてください。
最初は焦げやすいので手を止めずに混ぜ続けること!
酒粕がダマにならないようにするためには、ある程度温める必要があります。そのため、火にかけながら練っていくわけですが、この時に焦がさないように注意してください。
酒粕が焦げてしまうと、栄養素が壊れることはもちろんですが、出来上がった甘酒が焦げ臭くて美味しくなくなります。
もし焦げるのが心配であれば、酒粕に水を少量いれて数時間冷蔵庫に入れておけば、水が染み込んで柔らかくなります。
絶対に失敗したくなければ、この方法でやってみるのもおすすめですよ。
まとめ
発酵食品には様々な健康効果があります。その中でも甘酒は非常に手軽に作ることができるおすすめの発酵食品です。
特に酒粕から作る場合は、ものの5分で作ることができて、時間もかからないためおすすめです!
手順をおさらいするとこの通りです。
- 酒粕に少量の水を入れて熱しながら練る
- 更に水を少しずつ加えて酒粕を溶かす
- 滑らかになったら砂糖と乾姜を加えてよく混ぜる
- 適温になったら火を止めて完成
ただし、酒粕から作っている以上、かなりアルコールが残っています。煮沸してアルコールを飛ばすことも可能ですが、そうすると貴重なたんぱく質やアミノ酸が壊れてしまうためおすすめできません。
お酒の弱い人や子供には向かないので、その点だけ注意して、酒粕の甘酒を楽しんでくださいね!
⇒ 【保存版】発酵食品の作り方!簡単で安全な方法を紹介しちゃいます!
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