お腹に良い食べ物って何?下痢や胃腸が疲れてる時のおすすめはこれ!
お腹の調子を整えるために、普段から食物繊維豊富な食事やヨーグルトなどの発酵食品を食べてる人は多いと思います。
それでも、風邪やストレスなどの体調不良が原因で、お腹を壊してしまう事ってよくありますよね。
実はそんな時には、ちょっと食べるものを変えた方が良いんです。
お腹を壊した時には、まずは早く胃腸の調子を元に戻してあげることが大切です!
では、胃腸の調子を戻すためには、どのような食べ物が良いのでしょうか?
といういわけで、今回は下痢や胃腸が疲れている時に適してる、お腹に良い食べ物をお伝えします。
目次
お腹に良い食べ物のポイント
お腹に良い食べ物と言っても、色んなものがあるわけです。
そこで、まずはどのような食べ物がお腹に良いのか、そのポイントを見ていきましょう。
具体的には、次の5つが重要です。
- 水分が多い
- 不溶性食物繊維が少ない
- 脂肪分が少ない
- 冷たくない
- タンパク質が多い
それぞれがなぜ大切なのか、順番に説明しますね。
水分が多い
まず重要なのは、水分が豊富であることです。
下痢をしている時などは、腸の水分吸収が弱まるだけでなく、腸壁から水分が染み出してしまうことがあります。
そうなると、体が脱水状態になりやすいので、適度に水分を含んでいることが大切です。
ただし、あまりに取り過ぎても逆に下痢を悪化させることがあるので、あまりに水分量が多い食べ物も良くありません。
水分を適度に含んで、柔らかくて消化が良さそうな感じを目安にしてください。
不溶性食物繊維が少ない
こちらの記事にも書いたのですが、便秘改善などに効果的な不溶性食物繊維は、実は非常に消化が悪いです。
⇒ 消化の良い食べ物の条件!あの食べ物は実は消化が悪かった!
お腹を壊して胃腸の消化機能が弱ってる時は、とても負担になってしまいます。
野菜を食べるのはとても良いのですが、不溶性食物繊維を多く含む野菜の場合は、ミキサーでペースト状にするか、十分火を通して、柔らかい状態にしてから食べましょう。
脂肪分が少ない
脂肪分も非常に消化が悪いです。
水に油が溶けないこともそうですが、なんと言っても、腸にとって非常に負担の高いことが大きな原因です。
こちらの記事にも書いてますが、消化しきれない脂肪分は腸を刺激してしまいます。
⇒ 油ものを食べ過ぎると下痢する原因!その意外な理由を徹底解説!
溶くのお腹が弱ってる時は、普段よりも脂肪分の消化能力も落ちているので、なおさらお腹に良くありません。
冷たくない
胃腸の機能が一番活発になるのは、当然、体温に近い36℃前後の時です。
冷たい食べ物を食べると、当然胃腸が冷えてしまうため、胃腸の機能が低下して、消化不良を起こしやすくなります。
そうなると、更に症状を悪化させる可能性があります。
お腹を壊している時は、冷蔵庫から出したばかりの物は口にしないで、最低でも常温以上の温かいものを食べるようにしてください。
タンパク質が多い
タンパク質は、消化の過程で固まる傾向があります。
そのため、下痢をしている時には、便を固くする効果があります。
ただし、肉などは脂肪分が豊富なので、逆効果なので、高タンパク低脂肪な食品が条件になります。
また、便秘の場合は逆に便秘を悪化させるので、タンパク質は取り過ぎないように注意してください。
というわけで、お腹を壊している時に良い食べ物のポイントが分かったところで、具体的な食べ物の例を見ていきましょう!
おすすめの食べ物
お腹を壊している時に、おすすめな食べ物を表にしてみました。
それぞれには食べ方のポイントや注意点も書いているので、参考にしてみてください。
食べ物 | ポイント | 注意点 |
---|---|---|
おかゆ | 玉子を入れるのがおすすめ | |
豆腐料理 | 生姜と相性が良いのでおすすめ | 冷奴はNG |
ヨーグルト | りんごを入れるのがおすすめ | 冷たいままで食べない事 |
淡白な白身魚 | 血合いが真っ赤な魚は赤身魚なので注意 | 火を通す事 |
うどん | 生姜と相性が良いのでおすすめ | 冷たいままで食べない事 |
バナナ | 熟したものを選ぶこと | |
りんご | ペクチンが腸内環境を整える | 火を通すと更に良い |
野菜や果物のジュース | 不溶性食物繊維が多くても大丈夫 | 常温にして飲むこと |
いくつか生姜を入れると良いと書いてある食べ物があります。
生姜は刺激が強いので、お腹を壊している時は避けた方が良さそうに感じますよね。
でも、生姜の効能には、健胃作用があるんです。胃腸の血行を促進して、弱った機能を回復させてくれるのです。
もちろん、どんな食べ物でも取り過ぎは良くありません。少し刺激を感じて食欲が出てくる程度が、ちょうど良いです。
また、野菜や果物は脂肪が少なく、栄養が豊富なので、お腹を壊している時でも食べておきたいものです。
でも、不溶性食物繊維が豊富な物が多いのが難点です。
そこで、おすすめなのがミキサーなどでペースト状にしてしまう事です。不溶性食物繊維も細かくしてしまえば、胃腸の負担も軽くなります。
ただし、くれぐれも冷たいままで飲まないように注意してください。
まとめ
忙しい現代の生活では、胃腸を酷使することも多いものです。
私も、睡眠不足や不規則な生活をすると、すぐにお腹を壊してしまいます。
体調とお腹の調子は密接に関係しています。
早く体調を回復させるには、ちゃんと食べることも重要ですが、やみくもに食べていてもかえって逆効果です。
お腹を壊している時は次のようなポイントを押さえて食べるものを選んでください。
- 水分が多い
- 不溶性食物繊維が少ない
- 脂肪分が少ない
- 冷たくない
- タンパク質が多い
下痢をしている時は脱水状態になりやすいので、適度に水分を含むものを食べる
不溶性食物繊維は非常に消化が悪いので、生野菜は食べないか、十分に火を通して消化が良い状態にすること
脂肪分は胃腸を刺激するので、お腹を壊している時はNG
胃腸を冷やすと、消化機能が低下するので、常温以上の温かいものを食べること
タンパク質は体力維持に重要な上に、下痢の症状を改善する
お腹を壊している時は、このようなポイントで食べるものを選んでみてください。
ただし、基本的に食べ物を消化することは胃腸にとって負担になることです。
あまりに食欲が無かったり、体が疲れ切っている時には、むしろ何も食べないで休む方が良い場合もあります。
そんな時には無理して食べないようにしてください。
また、お腹を壊している時には、食中毒菌が原因の場合があります。
下痢がひどかったり、激しい腹痛や発熱、吐き気などがある場合は、必ず病院で診てもらってくださいね。
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