豆乳ヨーグルトがまずい!美味しく作るには種菌がポイントですよ!
健康のためやお腹の調子を整えるためにヨーグルトを食べている人は多いと思います。でも、中には乳製品が苦手だったり、動物性の食品を避けたいなど、食べたくても食べられない人も多いかもしれません。
そんな人のために最近は豆乳ヨーグルトの人気が上がってきています。市販品や自分で手作りするものなど、様々な豆乳ヨーグルトが存在しますね。実は私もどうせなら植物性の材料で作ったヨーグルトの方が、体に良いのではないかと考えて、手作りの豆乳ヨーグルトを作って食べてみました。
しかし、食べてみてガッカリしました…。だって、まずいんですもん!
牛乳で作ったヨーグルトには、爽やかな酸っぱさがありますが、豆乳で作ったヨーグルトの酸っぱさは、腐った食品そのものといった感じで、どうじても馴染めませんでした…。
いったいなぜこんなにまずいのでしょうか?そして、どうしたら美味しくできるのでしょうか?
そこで、ここでは豆乳ヨーグルトがまずいと感じる方に、豆乳ヨーグルトを美味しく作るポイントをお伝えします。
目次
豆乳ヨーグルトがまずい理由
私の場合、R-1ヨーグルトを種菌にした豆乳ヨーグルトを手作りしてみたのですが、美味しいとは思えませんでした。
市販の豆乳ヨーグルトはもっと美味しいのかもしれません。しかし、少なくとも私が作った豆乳ヨーグルトは、次のような理由からあまり美味しいとは感じませんでした。
- カッチカチに固い
- 酸味と大豆の風味がミスマッチ
- 腐った豆腐みたいな味
具体的にどんな状態なのか説明しますね。
カッチカチに固い
タンパク質は酸性になると固まる性質を持っています。
牛乳にも豆乳にも豊富にタンパク質が含まれているため、乳酸菌の発酵により乳酸が増えてくると、酸性度が上がって固まるわけです。
しかし、このタンパク質の濃度は牛乳よりも豆乳の方がより濃いため、発酵が完了した時の固さは、豆乳の方が遥かに固いです。私が作った時は木綿豆腐よりも固くなってしまいました。
普通のヨーグルトは、爽やかな酸味とみずみずしさが美味しさのポイントですが、豆乳ヨーグルトの場合はカッチカチでみずみずしさが無いので、食感が悪いのです。
酸味と大豆の風味がミスマッチ
普通の豆乳は大豆のコクと香りが美味しく感じますよね。
しかし、この大豆のコクと香りが、乳酸菌発酵させた後の酸っぱさとミスマッチなのです。
何も入れないプレーン豆乳ヨーグルトだと、大豆の風味と酸っぱさに、なんとも言えない違和感があります。
では、風味を変えるために、はちみつやジャムを入れると少しはマジになるのですが、酸っぱいプリンのような味になってこれも美味しいとは言えません。
大豆の風味と、乳酸の酸味は相性が悪いのです。
腐った豆腐みたいな味
私が豆乳ヨーグルトが美味しくないと感じた一番の理由が、腐った豆腐と同じような味がしたことです!
私は腐った豆腐を食べたことがあるので、豆乳ヨーグルトを食べた時の第一印象が「腐った豆腐と同じ味がする」というものでした。
考えてみれば、腐敗と発酵は紙一重です。腐った豆腐は、乳酸菌による発酵も進んでいる可能性があるので、同じ味がするのも自然かもしれません。
腐った豆腐と同じ味と感じてしまうと、まずいを通り越して、もはや体が受け付けなくなってしまいました。
でも、いくらまずいと言っても、豆乳のような栄養抜群の植物性の材料で、美味しいヨーグルトを作るのは諦めきれないですよね。
そこで、次はどうすれば美味しい豆乳ヨーグルトを作ることができるのか?その方法をお伝えします。
豆乳ヨーグルトを美味しくするポイント
美味しい豆乳ヨーグルトを作る場合、まず重要になるのが、酸味を抑えることです。
豆乳は酸っぱくなり過ぎると、食感も風味も悪くなってしまいます。
そこで、酸味を抑えるための次の3つの工夫が大切です。
- 酸味が強くならない乳酸菌を選ぶ
- 適切な発酵時間を守る
- 完成後は冷蔵保存し、すぐに食べる
一つずつ順番に解説していきますね!
酸味が強くならない乳酸菌を選ぶ
まず一番重要なのが、種菌に使う乳酸菌の種類です。
普通のヨーグルトに使われている乳酸菌の場合、どうしても酸性度が上がり過ぎてしまい酸っぱくなってしまいます。こうなると食感は固くなり、風味も悪くなります。
そのため、あまり酸っぱくならない種菌を使うのがおすすめです。
私は色々なヨーグルトで試したのですが、市販のヨーグルトだとどうしても酸っぱくなってしまいます。
そこで、私がおすすめするのが「ケフィア豆乳ヨーグルト」です。
ケフィアの場合は乳酸菌だけでなく、酵母菌なども含まれているため、酸味がとてもマイルドになります。
出来上がりもサラサラしていて、食べやすい食感に仕上がります。
スーパーなどで売っていないので、もし購入する場合は下記のサイトから買ってみてくださいね。
⇒ ケフィア豆乳ヨーグルト 自家製ヨーグルト、豆乳ヨーグルトなら【コルコル】
まずはこの種菌を使うことが基本になります。
適切な発酵時間を守る
次が発酵時間を守ることです。
いくら酸味がマイルドなケフィア豆乳ヨーグルトでも、発酵させ過ぎると酸味が強くなってしまいます。
パッケージには常温の場合の発酵時間の目安は、10時間~24時間と書いてあります。
しかし、ヨーグルトメーカーなどを使う場合は、8時間で十分です。
発酵温度や使用する保温器具によって差が出るので、発酵時間には十分注意してください。
その他にもケフィア豆乳ヨーグルトの詳しい作り方をこちらの記事に書いたので、良ければ参考になさってください。
⇒ 豆乳ヨーグルトならケフィアがおすすめ!簡単安全な作り方を解説!
完成後は冷蔵保存し、すぐに食べる
豆乳ヨーグルトは生きた菌によって発酵させた食品です。
完成した後も、どんどん発酵が進んでいきます。そのため時間と共に酸味も増していってしまうのです。
それを抑えるためには、発酵が完了したらすぐに冷蔵庫に入れて保管してください。
また、たとえ冷蔵庫でもゆっくりと発酵は進んでいくため、なるべく早く食べきるようにしてください。
まとめ
豆乳ヨーグルトは植物性の材料を使っているので、乳製品が苦手な人やベジタリアンにもおすすめです。
ただし、普通のヨーグルトを種菌にしても、どうしても美味しくありません。
是非、今回紹介した方法で美味しい豆乳ヨーグルトを作ってみてください!
- 酸味が強くならない乳酸菌を選ぶ
- 適切な発酵時間を守る
- 完成後は冷蔵保存し、すぐに食べる
乳酸菌以外にも酵母菌が含まれているので、酸味がマイルド
常温発酵の場合は10時間〜24時間。ヨーグルトメーカーを使う場合は8時間が目安
過発酵を防ぐためにすぐに冷蔵保存し、なるべく早く食べ切る
ケフィア豆乳ヨーグルトは、普通のヨーグルトとはちょっと違う食感と風味です。
しかし、クセが少なくとても食べやすいヨーグルトなので、是非、皆さんも試してみてくださいね!
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