カスピ海ヨーグルトの種の保存期間は?余裕を持つなら冷凍で!



カスピ海ヨーグルトは家庭で簡単に作れるうえに、できたヨーグルトを種にして植え継ぐことができます。この繰り返しでいつまでもカスピ海ヨーグルトを作り続けられるのが魅力です。

自分で作ったカスピ海ヨーグルトを種にできるのは、コストパフォーマンスも良いので、私もカスピ海ヨーグルトは常に食べています。

しかし、そうやって日常的にカスピ海ヨーグルトを食べていると、気になってくるのが種として保存したカスピ海ヨーグルトの保存期間です。

種が古くならないうちに、次のカスピ海ヨーグルトを作らないといけないので、段々と追いかけられるような気持ちで、食べるようになってしまいます。せっかくなので、心に余裕を持って、美味しく食べたいものですよね!

そこで、今回はカスピ海ヨーグルトの種の保存期間と植え継ぐ際の注意点をお伝えします。

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目次

カスピ海ヨーグルトの種の保存期間

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では、早速カスピ海ヨーグルトを植え継ぐための種菌の保存期間について、見ていきたいと思います。種菌の保存期間の目安を知っていれば、焦ることなく食べることができますよね!

種菌を保存する時はやはり次の2つの方法が良いです。

  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存


それぞれの保存方法の目安の期間について見てみましょう!

冷蔵

冷蔵保存の場合の目安の保存期間は1週間です。

取り分けて保存しておく量は、次に作る予定の量が500mlであれば50g程度(大さじ3杯)くらいです。種のヨーグルトはこれより多いとなぜかちゃんと固まりません。

また、これより少ないと固まるまでに時間がかかってしまい、雑菌が増える原因になります。できるだけ長く食べ続けたいのであれば、種菌のヨーグルトは50gを守りましょう!

冷凍

冷凍保存の場合の目安の保存期間は1ヶ月です。ていうか凍らされても生きてるクレモリス菌とアセトバクター菌て凄いですね…。

一度冷凍したカスピ海ヨーグルトは、種菌としては使えますが、水分と乳成分が分離して、この上なくまずくて食べられないので、冷凍保存するのは種に使う分だけにしましょう。

ここまでカスピ海ヨーグルトの種の保存期間を見てきました。ですが、種のヨーグルトを扱う際には、保存期間以外にもいくつか注意点があります。今度はそれを見ていきましょう!

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植え継ぐ際の注意

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カスピ海ヨーグルトを食べてみた!続けられる美味しい食べ方を紹介!」の記事にも書きましたが、カスピ海ヨーグルトを作り出す乳酸菌は、クレモリス菌とアセトバクター菌の2つです。これらの乳酸菌はとても生命力が強く、他の乳酸菌に比べて低い温度でも発酵するため、家庭でも簡単に植え継いで、食べ続ける事ができます。

しかし、何度も植え継いでなるべく長い間食べるためには、次の4つの注意すべき点があります。

  • 種にするヨーグルトは最初に取り分ける
  • 真ん中あたりのヨーグルトを取り分ける
  • 表面が黄色くても大丈夫
  • 水と分離してたら水ごと使う


これらのポイントは、大して面倒な事ではないので、しっかり意識していきたいことなので、一つ一つ説明していきますね!

種にするヨーグルトは最初に取り分ける

次に種菌として使うヨーグルトは、できたてのカスピ海ヨーグルトから最初に取り分けて、清潔な器(できれば熱湯消毒してある器)に取り分けて、ラップをして保存しておいてください。

食べ残しのカスピ海ヨーグルトを種にするのは、あまり望ましくありません。なぜなら、食べている間には何度も容器を開け閉めして、スプーンを入れたりするので、食べ残しのカスピ海ヨーグルトには、埃や雑菌がかなり混入しています

長く食べ続けるためには、できたての純粋で清潔なカスピ海ヨーグルトを保存しておきましょう!

真ん中あたりのヨーグルトを取り分ける

種菌に使うヨーグルトは、容器の真ん中あたりから取り出してください。理由は次の二つです。

【種菌を容器中央からとった方が良い理由】

  • 表面付近は埃と雑菌が付着しやすいから
  • 清潔な工場とは違い、家庭は空気中を埃がたくさん飛んでいます。そのような環境で作ったカスピ海ヨーグルトは、表面に少なからず埃と雑菌が付着しています。そのため、清潔な容器中央から種菌を採取してください。

  • 表面付近はアセトバクター菌ばかりだから
  • アセトバクター菌は好気性細菌という部類の菌で、酸素がある環境で活発に活動します。そのため、空気に触れやすいヨーグルトの表面はアセトバクター菌ばかりが増えているので、種として使うには乳酸菌のバランスが悪いのです。

表面が黄色くても大丈夫

種として保存しておいたカスピ海ヨーグルトは、たまに表面が黄色くなっていることがあります。悪くなっちゃったのかなと心配になりますが、これは大丈夫です。

実はこれもアセトバクター菌が、ヨーグルトの表面で増えてしまっていることが原因です。多少、不安になるかもしれませんが、種菌にしても問題はありません。

水と分離してたら水ごと使う

特に冷凍保存しておいた種菌のヨーグルトで起きやすいのですが、水分と乳固形分が分離してしまっていることがあります。

食べると美味しくないですが、種としては問題無く使えます。この場合は分離している水分ごと種として牛乳の中に入れてください。

これらの注意点を押さえた上で、カスピ海ヨーグルトを作っていけば安心でしょう!

ちなみにカスピ海ヨーグルトの作り方はこちらの記事に書いてあるので、良ければ参考にしてください!
カスピ海ヨーグルトの作り方!夏でも冬でも失敗無しの手順!

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まとめ

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カスピ海ヨーグルトの種にするためのヨーグルトの保存期間は以下のようになります。

  • 冷蔵保存 ⇒ 1週間
  • 冷凍保存 ⇒ 1ヶ月


カスピ海ヨーグルトを作る際に、失敗してしまう一番の原因は、種にするヨーグルトが古くて、種菌が死んでしまっていることです。植え継ぎを続けて、長く食べようと思った場合、植え継ぎの回数を減らすことも大切なのですが、やはり新鮮な種を使うことが重要です!

そこで、おすすめなのは、一度に作る量を1000mlではなく、500mlの牛乳で作ることです。なるべく早いうちに食べきって、種が新鮮なうちに次のカスピ海ヨーグルトを作るようにすると、次を作るまでの時間に余裕が出ます。

早く食べなければいけないプレッシャーから解放されるので、少しずつ作るのがおすすめです。

植え継ぐ回数も減らして、ずっと食べ続けたいのであれば、やはり冷凍保存が時間の余裕があるので、一番おすすめです!

是非、この保存期間を参考にして、自分のペースを守ったカスピ海ヨーグルトライフを送ってくださいね!




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2 Responses to “カスピ海ヨーグルトの種の保存期間は?余裕を持つなら冷凍で!”

  1. 野中 ひろみ より:

    初めまして。
    私もカスピ海ヨーグルトを作って続けているのですが、固まり方が弱くなってきたので冷凍で菌の活性化を試みたのですが、出来上がると水っぽくてm舌触りが悪くうまく固まりません。

    以前初めて冷凍から作った時には、ドローっとして感激しました。
    今回は何度やってもうまく固まらないのですが何を気をつければいいのでしょうか?
    牛乳は温めたりはしないで作っています。
    牛乳を温める時には牛乳パックのフタを開けてから温めるのですか?それとも買ってきたパックのままの状態でレンジで温めていいのでしょうか?
    色々とすみません。お返事お待ちしております。

    • yahuhichi より:

      野中さん

      コメントありがとうございます。

      カスピ海ヨーグルトの固まり方が弱くなってしまったとのことですが、一度弱くなってしまったら残念ながら諦めるしかありません。
      一度冷凍すると活性化するなんて情報も確かにありますが、それは迷信ですね…。
      私の場合は諦めて新しい種菌を入手します。

      カスピ海ヨーグルトは市販品を種菌にできないので、フジッコの種菌を使っていますが、決して安くないので、私は1袋を2回に分けてケチケチ使ってます。

      ちなみに温める時は、パックは開封済みでも未開封でもどっちでもOKです。
      私の場合、1リットルのパックで作ることが多いのですが、1リットルパックは電子レンジの中に立てたまま入らないので、未開封で横に倒して温めています。
      未開封の場合、温めすぎてパックが破裂しないように、時間は少し短くすると良いですよ!

      他に分からないことがあれば、気軽にコメントくださいね!

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