肉を食べると下痢する理由!その秘密は酸性腐敗便にあった!



皆さんは肉は好きですか?私はから揚げや、焼き肉が大好きです。

でも、肉をたくさん食べた後は、大抵、お腹を壊して下痢してしまうんです。体調が悪くて、腸が疲れてるせいなのかなと思いきや、体調が良い時でもやっぱり下痢してしまいます。

皆さんの中にも肉を食べて下痢してしまう人はいますか?

実はこれ肉の食べ過ぎのせいで、ウンチが酸性腐敗便という状態になってるからかもしれません。

この酸性腐敗便はお腹を壊すだけでなく、体にも良くない厄介なものなんです。

今回は肉の食べ過ぎで下痢してしまう理由の一つ、酸性腐敗便についてお伝えします。

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目次

酸性腐敗便とは?

酸性腐敗便なんて、いかにも悪そうな名前ですよね。これは、下痢を引き起こす原因となる有害な便なんです。

酸性腐敗便は、食べた物が腸の中で腐って強い酸性になった状態の便です。

通常、人間の胃腸は食べた物をきちんと消化吸収してしまい、食べかすしか残りません。

しかし、消化の悪いものを食べたり、食べ過ぎや胃腸の疲れなどが原因で、消化不良を起こすことがあります。そうなると、十分に消化されなかった食べ物が、腸の中の悪玉菌のエサになって腐ってしまうのです。

そして、最も酸性腐敗便の原因になる食べ物が肉や魚などのタンパク質なのです!

通常、肉や魚を食べると、タンパク質は人間の消化液によって、アミノ酸まで分解されて、腸から吸収されます。十分に消化吸収が行われていれば、悪玉菌のエサになるタンパク質は残らないため、酸性腐敗便にはなりません。

しかし、肉を食べ過ぎてしまうと、十分に消化されなかったタンパク質が悪玉菌のエサになって、酸性腐敗便を作り出してしまうのです。

では、なぜ酸性腐敗便が下痢の原因になるのでしょうか?

今度はその理由を見ていきましょう。

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酸性腐敗便で下痢する理由

酸性腐敗便は食べ物が腐ってしまうことで、作り出される便です。

腐ってるものなので、体は早く体外に排泄しようとするため、下痢になってしまうわけです。

では、具体的には何が下痢を引き起こすのでしょうか?

その理由は次の2つです。

  • 酸が腸壁を刺激する
  • アミンを排泄するため


それぞれ、順番に解説していきますね。

酸が腸壁を刺激する

実は腸内環境が良好で、善玉菌が優勢な時は、腸の中は常に酸性に保たれています。

そして、この酸が腸の壁を適度に刺激してくれるため、蠕動運動が活発になり、便秘が解消されるわけです。

しかし、酸性腐敗便はもっと酸性度が高く、ph5.5から高い時にはph2.5になることもあります。

こうなると腸壁は強い刺激を受けるため、蠕動運動が激しくなり過ぎて、下痢を引き起こすのです。

アミンを排泄するため

通常、肉や魚などのタンパク質は、人間の消化液によって、アミノ酸に分解されます。

しかし、悪玉菌に分解されたタンパク質は、二酸化炭素とアミンと呼ばれる有害な物質に分解されてしまいます。

アミンは血管を収縮・痙攣させる作用が強く、様々な細胞を傷つける有害な物質です。

アミンは腸はもちろん体全体にも有害なため、早く体外に排泄するために、激しい蠕動運動が起きます。

その結果、下痢を引き起こすのです。

また、アミンが腸から吸収されて、血液から全身に送られてしまうと、とても厄介です。

仮に下痢として体外に排泄されず、大量のアミンが腸から吸収されてしまった場合、心臓発作や脳卒中の原因になる可能性があります。

更にもっとひどい場合には、意識不明の昏睡状態に陥ることもある、とても怖いものなのです!

もちろん普通はこのような症状が出る前に、下痢として排泄されてしまいます。それでも、酸性腐敗便はとても怖いものですよね?

いったいどうすれば防ぐことができるのでしょうか?

今度は酸性腐敗便を防ぐ方法を見ていきましょう。

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酸性腐敗便を防ぐ方法

食べた物が酸性腐敗便になってしまうのを防ぐ方法は簡単です。

悪玉菌のエサを減らすか、悪玉菌自体を減らすことです。

そうなると有効なのは、次の2つです。

  • 肉を食べ過ぎない
  • 腸内環境を良好に保つ


具体的にどうすれば良いのか、順番に見ていきましょう。

肉を食べ過ぎない

一番良いのは、肉を食べ過ぎないことです。

肉は食べ物の中でも、最も消化が悪いものの1つです。そのため、すぐに消化不良を引き起こし酸性腐敗便の原因になってしまいます。

実はタンパク質の適正な摂取量は、大人で20gで十分です。これを肉や魚の量に換算すると、100g~140gも食べれば十分なのです。

実際に日本人の肉の消費量は、1日平均75gです。それ以外に必要なタンパク質は、乳製品や大豆製品などで取っているので十分なのです。

焼き肉やバーベキューなどで、一気に肉を食べ過ぎないことにだけ注意してください。

腸内環境を良好に保つ

次に有効なのは、普段から腸内環境を良好に保って、善玉菌が多く、悪玉菌が少ない腸内環境にしておくことです。

腸内環境を改善するために有効な食事は、食物繊維やオリゴ糖が豊富な食材を多く食べることです。

詳しくはこちらの記事に書いているので、ご覧になってください。
乳酸菌のエサを食べて腸内環境を改善!オリゴ糖と食物繊維が良い理由!

ただし、腸内環境が良いからと言って、油断して肉をたくさん食べるのはダメです!

肉を食べ過ぎると、すぐに腸内環境は悪化してしまいます。一度くらいは肉を食べ過ぎても大丈夫かもしれません。

しかし、悪化した腸内環境を元に戻す前に、また肉をたくさん食べてしまえば、今度は酸性腐敗便を防ぐのは難しくなります。

くれぐれも過信しないように注意してください。

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まとめ

酸性腐敗便は食べ物が、腸の中で腐ってしまった状態の便です。

腐った食べ物は体に有害なため、体は速やかにそれを排泄するために下痢になってしまうのです。

その下痢の原因は、具体的には次の2つです。

  • 酸が腸壁を刺激する
  • 酸性腐敗便の強い酸が腸壁を刺激して、激しい蠕動運動を引き起こす。

  • アミンを排泄するため
  • 悪玉菌が作り出した有害物質アミンを排泄するために、激しい蠕動運動が起きる。


酸性腐敗便は単に下痢の原因になるだけでなく、心臓発作や脳卒中の原因にもなる怖いものです。

食事はバランスの良くすることが健康のために大切です。

くれぐれも肉を食べ過ぎて、酸性腐敗便を腸の中で作り出さないように、普段の食生活を気を付けてくださいね!


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