肉を食べると体臭が強くなる!?原因と消す方法を解説!



誰でも自分の体臭って気になりますよね。毎日お風呂に入ることはもちろん、体臭予防の化粧品などで対策している人も多いと思います。

でも、体臭って食べる物で強くなることってありませんか?

私はある日、あまりに時間が無かったので、牛丼を食べてしまったんです。そうしたらその日の夕方に自分の体から、普段感じたことの無い悪臭がしたんです!他にもハンバーガーなどを食べた時にもこの悪臭がします。

皆さんも肉を食べた時に、体臭を強く感じたことはないでしょうか?実はこれにはちゃんとした原因があるんです!

今回は、肉を食べた時に体臭が強くなる原因と、それを消す方法をお伝えします!

スポンサーリンク


目次

体臭の原因

肉を食べた時の体臭の原因を見ていく前に、そもそも体臭とはどういうものかを理解する必要があります。

実は一言で体臭と言っても、次のようにいくつか種類があります。

  • 汗のかき過ぎ
  • アポクリン線から出る汗
  • 腸内で作られる腐敗物質


これらがどのような仕組みで体臭になるのか、順番に解説していきます。

汗のかき過ぎ

皮膚は体温調節のために、常に汗をかいています。この汗を分泌しているのがエクリン線です。

エクリン線は1平方センチあたり100個程度、存在しています。このエクリン線から分泌される汗の99%が水分で、残りの1%は尿素やアンモニアの無色透明でサラサラした液体です。

尿素やアンモニアは、皮膚に存在する皮膚常在菌によって分解されると、いわゆる汗臭さの原因になります。

ただし、エクリン線から出る汗はとても薄いので、夏場の暑い時やスポーツなどで大量に汗をかかない限りは、汗自体は全く臭くありません。

アポクリン線から出る汗

人間にはエクリン線以外にも汗を分泌する器官があります。それがアポクリン線です。

動物は異性を引き付けるための、フェロモンを分泌します。人間にはフェロモンを分泌する機能はないのですが、アポクリン線はその名残と言われています。

そのような目的のためか、アポクリン線は次のような場所に存在します。

  • 脇の下
  • 陰部
  • 耳の中
  • 肛門
  • 乳輪


このアポクリン線から分泌される汗の成分は、たんぱく質、脂肪、糖、アンモニア、ミネラルなどが含まれており、白っぽくてネバネバしている液体です。

これらの物質が皮膚常在菌によって、分解されると悪臭になるのです。

最も多くのアポクリン線があるのは、脇の下です。脇の下でアポクリン線から出た汗が分泌された臭いがいわゆるワキガなのです。

フェロモンは出さないのに、悪臭の原因物質だけ出すなんて、迷惑でしかないですね…。

腸内で作られる腐敗物質

腸内環境が悪いと、悪臭の原因となる腐敗物質が大量に作り出されます。腐敗物質はおならやウンチの臭いのもとになる物質です。

腐敗物質は腸の中に悪玉菌がたくさんいたり、悪玉菌の好物をたくさん食べるとより多く作られてしまいます。

そして、なんと腸から吸収されて血液に乗って全身を巡ります。この腐敗物質が肺から排泄されると口臭になり、汗の中に混じって排泄されると体臭になってしまうのです。

腸内環境と体臭の関係はこちらの記事に詳しく書いているので、良ければご覧ください。
ヨーグルトで体臭を予防する!知られざるその理由とは?

このように体臭には色々な種類があるわけですが、肉はどの体臭と関係するのでしょうか?

今度はいよいよ肉が体臭を強くする原因を見ていきましょう。

スポンサーリンク


肉を食べると体臭が強くなる原因

肉を食べると体臭が強くなるのはなぜなんでしょうか?

その原因は次の2つです。

  • 汗のたんぱく質が増える
  • 腸内の腐敗物質の増加


いったいどういうことなのか、順番に解説していきますね!

汗のたんぱく質が増える

アポクリン線からはたんぱく質や脂肪分を含んだ汗が出ますが、たんぱく質と脂肪分の固まりである肉を食べると、汗に含まれるたんぱく質と脂肪の量も増加します。

その結果、体臭が強くなってしまうのです。

しかし、肉を食べたからといって、誰でも体臭が強くなるわけではありません。実はアポクリン線の大きさや数には個人差があります。

アポクリン線が小さく、数も少なければ、汗の量も減るため、体臭も弱くなります。元々、ワキガの悩みが無い人は、肉を食べても体臭が悪化する傾向は少ないのです。

肉を食べると体臭が強くなるのは嘘という意見がありますが、実際には「体臭が強くなる人もいれば、強くならない人もいる」というのが、正しいのです。

腸内の腐敗物質の増加

既に説明した通り、腸内の腐敗物質が増加すると体臭が悪化します

肉は悪玉菌の大好物なので、腸内環境を悪化させ、大量の腐敗物質を作り出します。

肉の悪い所は体臭の原因物質を作り出すだけでなく、便秘も悪化させるため、とにかく腸内環境をメチャメチャに悪化させることです。

肌荒れや免疫力の低下などを引き起こすため、くれぐれもバランスの良い食事を心がけましょう!

スポンサーリンク


肉の体臭を抑える方法

では、肉を食べても体臭を悪化させないためには、どうすれば良いのでしょうか?

実は有効な方法はありません!

強いて言えば次の2つです。

  • 肉を食べない!
  • アポクリン線の除去手術


一番良いのは、バランスの良い食事を心がけて、肉の量を減らすことです。

アポクリン線を除去するような美容手術を受ける方法もありますが、腸内環境悪化は防げません。そもそもバランスの良い食事をすれば体臭を消すだけでなく、健康も手に入ります。

私の場合も普段は肉を食べずに魚中心の食生活をしていますが、実はその時には体臭は気になりません。体臭を消そうとした時に、肉を全く断つ必要は無く、バランスの良い食事をするだけで十分に効果はあるのです。

スポンサーリンク


まとめ

私の場合、肉を食べるとやはり脇の下あたりから悪臭がします…。つまり、ワキガ体質という事なので、とてもショックですが普段ワキガなんてしません。

結局のところ、バランスの良い食事をして、常に体を清潔にしていれば、体臭を消すことは簡単なのです。

肉を食べると体臭が強くなる原因は次の2つです。

  • 汗のたんぱく質が増える
  • 腸内の腐敗物質の増加


ただし、あまりに体臭を気にし過ぎるのも、健康には良くありません。何度も言いますが、バランスの良い食事をしていれば、体臭は十分に抑えられます。

肉だって体にとって必要な食べ物です。

肉を完全に断つなんて無茶な食生活はしないようにしてくださいね。


スポンサーリンク

あわせて読みたい記事


コメントを残す



このページの先頭へ