甘酒の効果効能と栄養!なぜ飲む点滴と呼ばれるの?



飲む点滴などとも言われて注目されているのが甘酒です。この甘酒は家庭でも簡単に作れる手軽な発酵食品で、栄養も満点です!

私も仕事で小腹が空いた時の間食や、体調が悪くて食欲がない時などによく飲んでいます。

今回はそんな甘酒の効果効能と栄養についてお伝えします!

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甘酒に含まれる栄養素


では、早速甘酒に含まれている栄養素から見ていきましょう!

甘酒100gに含まれている栄養素を表にしてみました。

【甘酒100gに含まれる栄養素】
名称 100gあたりの数値 備考
カロリー 81Kcal
炭水化物 18.3g 多くはぶどう糖
脂肪 0.1g
たんぱく質 1.7g
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンB3 0.2mg
ビタミンB6 0.02mg
ビタミンB9 8μg
ナトリウム 60mg
カリウム 14mg
カルシウム 3mg
マグネシウム 5mg
リン 21mg
0.1mg
亜鉛 0.3mg

甘酒というだけあって、ぶどう糖が多いのが特徴です。これは甘酒を作る時に使う米麹に含まれる麹菌が、ご飯のデンプンを分解してくれるからです。

一方で甘酒と言っても、アルコール分はほとんど含まれていないのも特徴です。製法にもよりますが、酒粕で作ったものであってもアルコール度数は1%未満と言われています。そして、米麹で作られた物であれば、更にそれよりも低いです。

アルコール度数1%未満であれば、ソフトドリンクとして扱われるので、未成年でも飲むことが可能です。ただし、アルコールに弱い子供の場合は、稀に気分が悪くなることもあるので、家族全員が安心して飲みたければ、米麹から作った甘酒をおすすめします。

ちなみに米麹を材料にした甘酒の作り方はこちらの記事に書いたので、参考になさってください。
甘酒の作り方!米麹から簡単安全に作る方法を解説!


さて、この甘酒にはとっても嬉しい効果があります。それは美白効果です!

美白効果の秘密はこの栄養素の表には出てこないある物質が関係しています。

今度は甘酒に含まれる、美白効果をもたらす物質について見ていきましょう。

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コウジ酸の美白効果!


甘酒の代表的な効果効能と言えば、何と言っても美白効果です。

この美白効果をもたらすのが、コウジ酸という物質です。コウジ酸は麹菌がぶとう糖を発酵させることでできる物質で、常温では固体の白い物質です。

甘酒は白く濁っていますが、これはデンプンやコウジ酸によるものなのです。

このコウジ酸には、人間の体内でメラニン色素を作り出す、チロシナーゼという酵素の働きを邪魔する働きがあるのです。そのため、継続して甘酒を飲んでいれば、シミが消えたり、お肌が白くなる効果が期待できるのです!

このコウジ酸は日本酒にも含まれていますが、アルコールを摂取し過ぎるのは体に良くないため、美白効果が目的であれば、断然甘酒がおすすめです。


そんな甘酒ですが、よく「飲む点滴」などと言われています。いったいなぜなんでしょうか?

今度はその理由について解説します。

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なぜ飲む点滴と言われるのか?


甘酒を作るのに使われる材料は、米と麹菌だけです。ところがデンプンが主成分のお米は麹菌によって発酵させられることで、様々な栄養素が作り出されるのです。

その代表的なものが次の栄養素です。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンB9(葉酸)
  • オリゴ糖
  • システイン
  • アルギニン
  • グルタミン
  • ぶどう糖

実はこれらの栄養素を含む甘酒と、栄養補給に使われる点滴の成分は、とても似ているのです!点滴は食事ができない病人が栄養補給をするためのものです。そのため、病気などで、食欲がない時には最適なのです!

ただし、いくら栄養満点であっても、甘酒さえ飲んでいれば大丈夫というわけではないので、バランスの良い食事をすることも忘れないでくださいね!


さて、甘酒の効果効能について、良く誤解されがちなものがあります。それが甘酒にはたくさんの酵素が含まれているから健康に良いというものです。

でも、実はこれは立証されている効果ではなく、とても怪しいものです…。

次は甘酒の酵素の効果がなぜ怪しいのかについてお伝えします。

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甘酒の酵素の効果の真実


甘酒には人間に必要な酵素がたくさん含まれている!」なんていう情報がたくさんあります。

確かに甘酒には100種類以上の酵素が含まれています。しかし、その酵素から得られる健康効果はほとんど期待できないのです。

その理由は次の2つです。

  • 酵素は胃腸で消化されてしまう
  • 人間には人間に必要な酵素がある

それぞれ具体的に説明しますね。

酵素は胃腸で消化されてしまう

もし酵素が人間の体にとって有益であるならば、まず腸から吸収されて、体内に取り込まれる必要があります。

しかし、酵素は基本的にたんぱく質でできています。このたんぱく質でできた酵素が体内に吸収される前には、大きな障害があります。それが胃です!

胃で分泌される胃酸の中にはたんぱく質を分解する酵素であるペプシンが大量に存在します。このペプシンによってあらゆるたんぱく質は分解されて、様々なアミノ酸にされてしまうのです。もちろん酵素も同じように分解されていまいます。

また、たとえ胃の中で分解されずに腸にたどり着いたとしても、そもそもアミノ酸にまで分解された状態でなければ、腸壁から吸収できません。たんぱく質である酵素はどうやっても体内に吸収されることはないのです。

人間には人間に必要な酵素がある

そもそも酵素とはどういう働きをするものでしょうか?

人間は食べた物を体に役に立つ物質に変える必要があります。

例えばご飯の主成分のでんぷんは、そのままの形では人間は利用することはできません。人間がエネルギーとして利用できるようになるには、ぶどう糖にまで分解する必要があります。このぶどう糖にまで分解する働きをするのが、アミラーゼマルターゼという酵素です。

でんぷんはアミラーゼによって、麦芽糖という糖に分解されます。そしで、麦芽糖がマルターゼによってぶどう糖に分解されるのです。

でんぷん以外にも、たんぱく質や脂肪などあらゆる栄養素は、酵素の働きによって分解され、体が利用可能な物質になるのです。

そして、酵素には大きく分けて次の2つがあります。

  • 消化酵素
  • 食べ物を体が利用可能な物質に消化分解する

  • 代謝酵素
  • 消化吸収した物質を筋肉や内臓が使える物質に変換する

このように酵素は人間が生きていくのに必要な物質を作るために利用されます。人間が生きていくために必要な酵素は、全て人間自身が作り出すことができるため、食べ物から特別な酵素を吸収する必要はありません。

また、食べ物から独自の酵素を吸収したとしても、人間の体に直接、利用可能なものではないのです。

酵素が体に良いというのが、本当かどうかは今のところは証明されていないため過信するのはやめましょう。

まとめ


甘酒は家庭でも簡単に作ることができる手軽な発酵食品のうちの一つです。

手軽にもかかわらず、体に必要な様々な栄養素を含んでいます。飲む点滴と言われている理由も、栄養補給のための点滴と同じような成分だからです。

そのため、病気などで食欲がない時や、忙しくて食事をする暇が無い時などにピッタリです!

また、甘酒に含まれているコウジ酸は、メラニン色素の生成を抑える働きがあるため、お肌の美白効果があります。

いつまでも若々しくいるためにも、甘酒はとても良い食品なので、是非、家庭で甘酒を作って飲んでみてくださいね!


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